応援メッセージ　LGBTQもありのままで大人になれる社会に

認定NPO法人ReBit　代表理事
藥師実芳さん

「トランスジェンダーだなんて周りにバレたら生きていけない」
私自身、小学校高学年から性別違和をもちながらも、誰にも相談できないまま高校２年生で自殺未遂を経験しました。

これは私だけの経験ではなく、トランスジェンダーの約58%が希死念慮を経験し、その第一ピークは小学校高学年から高校とも言われています。また、新卒就活時にLGBの42%、Tの87%が困難やハラスメントを経験するとの調査も。適切なサポートが受けられないことは、メンタルヘルスの悪化や、生活困窮につながることも少なくありません。一方で、LGBTQユースの約37％は、普段から自身のセクシュアリティについて安心して話ができる人・場所がなく、更にコロナ禍で「つながりがなくなった」「つながりづらくなった」という割合は、36.4％にのぼり、まさに喫緊な状態です。QWRCさんのLINE相談は、54%が10代〜20代前半からの相談。その生きづらさに直面する世代がつながり、相談できるとても重要な資源です。

LGBTQの若者たちの居場所＆相談場が、みなさんの力で広がり継続できることで、LGBTQもありのままで大人になれる社会につながることを願っています。