ご報告

皆様、ご無沙汰しております。田中達也です。

ご連絡が滞っておりまして、申し訳ございません。

遅くなりましたが、先日、競技活動の区切りを迎えましたので、ここでご報告をさせていただきます。

 

令和3年4月11日

第105回日本陸上競技選手権大会50km競歩兼東京2020オリンピック男子50km競歩日本代表選手選考競技会

4時間52分38秒　15位

 

今年の年明けから春先まで、不調の時期が続き、オリンピックの最終選考会であったこちらのレースでも、完歩した競技者の中では最下位という不甲斐ない結果に終わりました。ご支援いただきました皆様には申し訳ない気持ちです。

 

新型コロナウイルス感染症の影響で、オリンピックとその選考会であるこの競技会が延期となり、競技を続けるか迷いが生じたり、以前と同じような気持ちで競技と向き合えない時期もありました。それでも、自分の決めた夢へ向かって仮にも最後まで歩むことができ、ほんの少しですが、満足できた気持ちもあります。

 

それでも、長らく自分で、「目指すもののためならどんなものでも犠牲にする覚悟がある」と言い続けてきたにも関わらず、コロナ禍という予想していなかった出来事の中で、自分に勝ち切れなかったところに、弱さを痛感しております。

 

この試合を境に、競技から一旦退きました。自分の時間を全て競歩に費やし、夢に向かって突き進んでいた頃がすでに懐かしく感じます。最後に結果は出ませんでしたが、11回に及ぶ夏の合宿や8位以内に入って表彰台に乗った試合、負けた試合、その一つ一つが今ではかけがえのない思い出です。それも、ご支援いただいた皆様のお力なしでは経験できなかったことです。本当にありがとうございます。

 

今後、また落ち着けば、楽しく競歩に取り組んでいければと思っています。復帰してから、自己ベストや全日本の表彰台等を達成することはもしかすれば難しいかもしれないですが、今は、現時点での全力を出し切って、仲間と気持ちの良い汗をまた流せれば、それで幸せではないか、と感じます。

 

競歩を通じて得た仲間や自分の思い出をこれからも大切にして、未来へ向けて、ただただ今を楽しんで過ごしたいと思います。