ネクストゴール達成のお礼と今後のご支援について

10月15日に設定したネクストゴールは、皆さまからのご支援をいただき11月7日に達成されました。改めてこれまでのご支援にお礼を申し上げるとともに、アフガニスタンの現状、そして今後についてお伝えいたします。

■アフガニスタンの状況と今後の計画
ネクストゴールの達成により、当初の予定の倍にあたる480人への退避・保護をみすえた支援を進めることができるようになりました。カブール陥落から2カ月半が経った現在もアフガニスタンの状況は混沌としており、退避や保護が必要な人々の危険は更に高まっています。今まで以上に厳重な安全対策を取る必要もあり、1人あたりにより多くの退避・保護費用が必要な状況になっています。

各国政府による自国関係者退避の努力も続いていますが、命の危険があっても国外と接点がなく支援を得られない人がたくさんいます。REALsは特定の国家との関係によらず、差し迫った危険が確認できた人への支援を行っています。REALsに届くSOSの声も依然として増え続けており、REALsが唯一の望みだという人もいます。

REALsのアフガニスタン退避・保護のための緊急支援を通じて一人でも多くの人を救うため、クラウドファンディングの残り期間でサードゴール3,000万円を設定しました。当初の目標を超えてネクストゴールまで到達できたのは、皆さまのご支援とご協力のおかげです。この支援の輪をさらに大きく広げ、現地の人々の支援につなげたい。そのために、SNSでのいいね、シェアやリツイートなどでの情報の拡散、またご寄付でのご支援を通じて、REALsとともに行動を起こす力に加わっていただけるよう、ぜひご協力をお願いします。

■ご協力いただきました皆さまへ
クラウドファンディングと並行して、退避・保護支援活動を進めています。予断を許さない状況ではありますが、皆さまのご支援により、必要とする人々に支援を行うことが可能になっています。私たちは、一つひとつの支援依頼に対し、書類・口頭での確認、細かなやり取りを通じて、危険が迫っている人から優先的に、それぞれの状況に応じた退避・保護支援を行っています。支援の成果は、安全上の確認が取れたものについて、皆さまにも報告していきます。

皆さまからのご支援は、アフガニスタンで命の危険にある人たちにとって、金銭的な支援以上の意味を持っています。退避希望者の全員が、これまでの日常生活が失われ、命の危険を抱えて日々逃げ隠れて過ごす恐怖と孤独を抱えています。「日本に自分たちの安全を気にかけ、命の危険から救おうとしてくれる人がいる」、その事実は、私たちの想像以上に、現地の退避希望者にとって大きな支えとなっています。日本の皆さまからのご支援を、一人でも多くのアフガニスタンの人の退避・保護につなげる。その実現を可能にしてくださっている、すべてのご支援に深く感謝します。