
支援総額
目標金額 1,000,000円
- 支援者
- 110人
- 募集終了日
- 2018年12月10日
さわらのこと① 16年間ケージに閉じ込められていた猫

日頃からReef Knot を支えてくださっている皆様にはお馴染みのさわらちゃん。
今日はさわらのことを知ってほしいです。
【Instagram @syuntoby 過去投稿より】↓
【16年間ケージ暮らしだった鰆ちゃんがやってきた】
心がようやく落ち着いてくれたようなのでご報告します。
「鰆(さわら)」ちゃん、サワちゃんです。
本当は違う名前でしたがこちらで新しく命名しました。
16歳、女の子、未避妊。
全力で噛む。
全力で引っ掻く。
全力でシャーする。
元飼主が生後3ヶ月で迎え入れ1才まで触れたがその後触れなくなり16年ケージ生活。
「ケージ内もウンチや虫でめちゃくちゃです…」
という元飼主のお隣さんから相談をいただきました。
登場人物が多くて訳がわからなくなる為まとめます。
①元飼主の姉が生後3ヶ月のサワを拾う。
②迎え入れたが姉、猫アレルギーにより実家の妹(元飼主)のところに連れて行く。
③最初は触れたがだんだん触れなくなり16年ケージ暮らし。
凶暴でお世話がままならない。
④父が保健所に連れてくか外に捨てて来いと言う。
⑤妹がどうしよう?と姉に相談、
姉がお隣さんにどうしよう?と相談、
⑥お隣さんがサワちゃんに会いに行く。
⑦お世話ができておらずトイレもめちゃくちゃ、虫もいる。ひどい状況です…とお隣さんが当施設に相談。
⑧迎えに行く前日、避妊手術がされていないことが発覚。
ちなみに元飼主は私と同世代です。
現地に到着。
お隣さんと飼主である妹と母と会う。
お隣さんは私に何度も頭を下げる。
妹は私の車にもたれ掛かりながらサワちゃんが如何に凶暴か説明してくる。
母は捕獲の時、
凶暴です!気を付けてください!と騒ぎ立てるので「邪魔です。こっちはプロです」と部屋から追い出しました。

お話の通りさわらちゃんは非常に荒れてました。
普通、家の子が知らない人と対面した時起こる感情は怯えです。
隠れようとするし、怖いから身を守るためにシャーも出る。
この時さわらちゃんから感じたのは「恨み、憎しみ」の類でした。
一切さわらは逃げない。
ケージ内三階から一階へ移動させようにもびくとも動かない。
怖くて固まってるんじゃない。
全力でこっちに向かってきました。
同行していたスタッフは臆することなく「ごめんね、ごめんね」とキャリーに収めました。
部屋から出るなり、母親が「凄い!さすがプロ!」と感極まっていました。
もう耳に入る言葉、全てが雑音。
五月蝿い。
お家の中にはシニアのダックスが暮らしていました。
帰りに予約していた動物病院に行き、施設へ戻りました。
ケージに移し、ちゅーるをあげるとちゅーるに攻撃。
噛みつき中身が口に入りました。
16年で初めてのちゅーるです。
「この美味しいのなに!?もっと食べたいけど…」と葛藤が見て取れます。
怒っている本人には申し訳ないですが、こちらは
「どうや?初めてのちゅーるの味は?美味しいやろ?」と頬が緩みました。
話はある意味ここからが本番。
さわらの緊張を解くため目隠しの布をケージに覆い、一息つけた夜。
姉とお隣さんから感謝のメッセージと質問が届きました。
妹に私のLINEアドレスを教えていいか?との事で了承しました。
なんやかんやで16年一つ屋根の下で暮らした子。
その後が気になるのだろう。
写真や動画を送るぐらいしてあげてもいいかもな…なんて考えながら
妹からのLINEを開きました。
内容を見ると私の喉からひゅっと息を吸いそびれたような音がなりました。
「威嚇の声が嫌いなので(動画?)は送らないでください!」
「慣れるまで頑張ってくださいね!」
という内容でした。
一瞬で頭に血が上ってしまった私は、
すぐさま姉に連絡し、私と妹がLINEで繋がる必要があるのか問いただしました。
私は飼主が飼育放棄した時、普段の生活内容をこちらから報告する義務なんてないと考えています。
それでも動画や写真を送るのは、それまで共に過ごした子がきちんと生きているのか気になるだろうと思うからです。
このメッセージの内容にはよほど「愛」なんて感情はない。
「嫌い」の次に来る行動は何でしょう?
「うるさい!!」とケージを叩きながら叫んでいたのかもしれません。
たとえケージ暮らしだとしても懐っこい子なんていくらでもいるけどさわらはそうじゃない。
明らかに恨んでる。
気が狂いそうになりました。
姉との電話が終えた後、私の右手はところどころにミミズ腫れが浮かび上がっていました。
おそらく蕁麻疹でした。

同行していたスタッフも帰宅後、一日の出来事を思い返したのでしょう。
両手首、両肘に蕁麻疹が。
……
相談の中で一見非情とも取れた「お父さん」が1番正しかったのかもしれない。
動物と共に暮らすことが「簡単な人」と「困難な人」がいる。
姉の子猫を助けたいという善意が人を憎むさわらを作り上げた。
これから動物を家族に迎えたい方。
あなたは動物と共に暮らすことが、
「簡単な人」ですか?
「困難な人」ですか?
それとも……
「飼わない」という選択をされますか?
それもまた正しいと思うのです。
さわらは目隠しをしていても唸っていたのですが、今はほんの少し表情が柔らかくなりました。
さわらちゃん。
16才ってほんと?
めちゃくちゃ若く見えるよ。
16才も怪しいので獣医さんの推定年齢にするね。
人が嫌な存在じゃないか、もう一回チャンスを頂戴。
さわらのこと②に続きます。


【結んだ絆、ほどけないように。保護活動を未来につなぐ新施設の購入へ】
https://readyfor.jp/projects/reefknot2025第一目標金額:1600万円
支援募集期間:5月23日(金)23時まで
リターン
3,000円

¥3,000のリターン
サンクスレター
活動報告書
- 申込数
- 43
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2019年5月
5,000円

¥5,000のリターン
サンクスレター
活動報告書
- 申込数
- 19
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2019年5月
3,000円

¥3,000のリターン
サンクスレター
活動報告書
- 申込数
- 43
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2019年5月
5,000円

¥5,000のリターン
サンクスレター
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にゃんこのしっぽサポーター募集★石垣島の捨てられた猫たちに治療を!
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にゃんこ応援隊~保護猫活動に新たな形を~
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非営利一般社団法人日本動物虐待防止協会【 毎月サポーター】
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【継続支援のお願い】高齢、障がいの保護犬が穏やかに過ごせますように
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猫の変サポーター 野良猫ゼロプロジェクト
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