結婚式を通して誰もが幸せになることをあきらめない世界を

支援総額

1,580,000

目標金額 1,500,000円

支援者
174人
募集終了日
2021年4月16日

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プロジェクト本文

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誰もが自分らしく生きていける社会を目指して

結婚式のWebサイト『Revolvo』をつくりたい!

 

はじめまして、原田大二郎と申します。

東京を拠点にウェディングプランナーをしています。この春に独立し、結婚式のサービス『Revolvo』を立ち上げました。打ち合わせ、当日の運営、サービス、オペレーションまで、これまで200組以上の「結婚式」というハレの場を通して学んできました。

社会制度によって、幸せになることや、自分の人生をあきらめることのない世界をつくっていきたいです。そんな想いから、ウェディングプランナーの傍ら、小中高校などで多様な性やLGBTQの出張授業も行なっています。  

 

僕がウェディングプランナーを始めたときから持っているVisionがあります。

それはLGBTQの人をはじめ、誰もが安心して結婚式を挙げられる世界です。

日本では同性同士の婚姻は認められていませんが、これから共に生きていきたいというふたりが、結婚式を挙げることはできます。

「一人ひとりのパートナーシップや、幸せのカタチを大切にした結婚式」を届ていきたいと思っています。

 

そこで今回、そのことをより多くの方に知っていただき、届けていけるように、

結婚式のサービスのWebサイトを作るクラウドファンディングを企画しました。

 

少し長いですが、最後までご覧いただければ、幸いです。

 

母校での多様な性の授業後

 

 

 

「結婚式なんて大キライ!よくプランナーなんてできるな」

 

 20代後半、ずっと孤独だった。

周りの友人たちは結婚して、子どもは生まれて次のステージへと進んでいく。

僕は自分のセクシャリティに悩み、結婚することもできないし、子どもを持つこともできない事で、 悲観して、自分の未来が見えず、不安ばかりの日々でした。

 

人がたくさん集まる飲み会は、「彼女いないの?」「なんで結婚しないの?」って聞かれる度に、ウソを重ねるかもしれない自分に苦しくなるから、だんだんと避けるようになりました。

 

人生が進んでいくように見える人たちを見ながら、

自分が何者なのかわからなくて、いつも他人と比べて、自分にないものを数えていて、

ずっと光の見えないトンネルの中にいました。    

 

ひとつのエピソードがあります。同世代のゲイの友人の言葉でした。  

 

「結婚式なんて大キライ!よくプランナーなんてできるな」

「自分が結婚できないからイヤなんだよ!」  

 

僕はこの言葉を聞いたとき、ショックでした。

自分が祝福されることも、自分らしく堂々と生きることもできない。 自分たちはそういう種類の人間だから、諦めて生きるしかないんだよと、言ってるような気がして。

大学に行き、就職して、結婚して、子どもを持つ。

それが幸せの全てではもちろんない。

 

だけど、最初から諦めるしかないと思って生きる社会って、やっぱり変えていきたいと思ったんです。

 

 

みんなの力で、世の中の「ふつう」を変えていきたい。   

 

今思えば、もし「結婚式ができる」という選択肢が描けたなら、

きっと僕の見える景色も、生きる希望も違ったんだろうと思うんです。  

 

ジェンダーやセクシャリティに関わらず、

誰もが愛する人たちの前で誓いを立て、祝福を受けることができるはずです。

 

でも、自分を重ねることができるようなロールモデルが少ないと、人生設計を描きにくい。

どこを目指して生きていくのかが分からずに、自分の人生を前に進めていくことは難しいです。

 

いまも不安と孤独の中を生きている人はたくさんいます。

かつての僕と同じような思いをしているLGBTQの人たちの力になれるんじゃないかと思って、

僕はウェディングプランナーになろうと決めました

 

そして、Revolvoのサービスを通して、ロールモデルが増え、社会の中で可視化されることで、

人と違うことで悩んだり、自分を責めなくてもいい世の中にしていきたいです。

 

人生の選択肢が広がり、 どんな愛のカタチも、どんな家族のカタチも、

自分たちで考え、選び、 生きていくことができるんだ。

ということを結婚式を通して伝えていきたいです。

 

そして、このクラウドファンディングを通じてより多くの方と一緒に広げていきたい

そんな想いから、今回このプロジェクトを立ち上げました。

 

 

 

新しい人生は、いつでもスタートできる!

 

結婚式は、 過去の自分を肯定して、これまでの自分を抱きしめる。そして未来をつくっていく場。

ゴールでもなく、過去と未来をつなぐ「点」。その先に続く人生を、 自分らしく生きていくスタートライン。  

 

だけどLGBTQの人たちには、 そのスタートラインに立つこと自体、 不安や困難があります。

 

たとえば式場探しの際には、式を挙げる本人たちが問い合わせを行うものですが、LGBTQの人たちが式場へ見学の予約をするのにも勇気がいります。やっぱりここの会場では挙式はできないって断られるんじゃないのか。自分たちのことをどう思われるんだろうか。また、会話の中で生じる一瞬の間や、ちょっとしたコミュニケーションにも緊張してしまいます。

 

そんなとき、当事者の僕だからこそサポートできることが必ずあるし、選択肢の一つになれるんじゃないかと思っています。   弱さも、差し障りも、 誰もが抱えて生きている。僕はそのしんどさを持ち寄って、共に考え、 寄り添うことを大事にしたいと思っています。

 

<Revolvoでできること>

 

会場、衣装のセレクトまで

・会場選びは、アポイントからお手伝いします。

・衣装は「新郎らしさ」「新婦らしさ」にとらわれることなく、自分が着たい衣装、自分がありたい姿を。タキシードとウェディングドレスでなくても大丈夫です。

自分を演出するカスタマイズは、自由でいいんです。

・大切なことは「ふたりのイメージやコンセプトに合うものなのか」ということです。その中で、予算に合わせて結婚式を作っていきます。フリーランスなので、どこまでも中立です。

・クリエイターのキャスティングも、もちろん行います。  

・他にも、打ち合わせは通常カフェなどで行いますが、

安心して話せる場所をご用意したり、ご自宅に伺うことも可能です。

 

カミングアウトの後押しを

カミングアウトしていないけど、これを機に家族や友人に伝えたい。大切な人だから、自分たちの大好きな人だから、結婚式に来てほしいという願い、それはもちろんです!

どんな風に伝えれば伝えられるのか、一緒に考えましょう。

カミングアウトは何度しても勇気がいる。一緒について行ったっていいです。

 

LGBTQの友人も仲間もいます。

僕だけでは知識不足や力不足でも、きっと力になれることがあると思います。

 

「男らしさ」「女らしさ」をなるべく押し付けないようにしていきたいです。また、結婚式は基本的に全て新郎、新婦の順番になっています。手配を進める上でも、進行上でもそうする方が確かにとてもスムーズ。こう考えると、結婚式でジェンダー規範を押し付けないって、なかなかハードルが高いことなんですね。だけど、「こういうことが気になるんです」、「ここが引っ掛かるから変えれませんか」とふたりから教えてもらい、一緒に考えながら、気持ちよく、安心できるように結婚式の準備を進めていきたいですね。

 

こうあるべきという枠を越えて、「あたらしい自分に出会う」

そんなお手伝いができれば嬉しいです。

誰の人生でもない、あなただけの人生。ふたりの人生を紐解き、物語を紡いでいきます。

 

あの日見た景色と、生きていく。

 

「一人ひとりのパートナーシップや、幸せのカタチを大切にした結婚式」。

ここで2019年の初夏にお手伝いした、1組の新郎新婦の結婚式を紹介させてください。

 

“ lalala  wedding ”

 

北海道ニセコ町。美しい羊蹄山の麓で、循環型の自然栽培の農業を営むふたり。

 

食べた人も作っているふたりも、思わず「ラララ」を口ずさむように、笑顔で楽しく暮らせるようにと願いを込めて、夏はトマトを中心に野菜作りを行う。冬は麹や味噌、発酵食品などを作りながら、発酵の魅力を伝えるために日本全国を旅をしている。

 

そして移住をしてきた北海道で、農家仲間としてふたりは出会い、結婚。

 

だからこそ、ウェディングパーティの中心はこだわりの料理!

 

ふたりが育てる野菜たちと、 北海道の豊かな大地に育まれた仲間の食材をふんだんに使った食事で、おもてなしをしたい!そしてニセコの魅力を知ってほしい。という思いからパーティづくりはスタートしました。

 

 

会場は地元ニセコのキャンプ場。ゲストには受付の後、ルバーブの種まきをしてもらいました。結婚式の後、ふたりがルバーブを育てて、いつかジャムにしてゲストにお届けしたいと。シンボルツリーのもとで行った人前式には、藁を敷き詰めたバージンロード。「いま相手に思うこと」、「これからの人生について」新郎新婦それぞれが手紙にして送り合いました。

 

北海道の恵みを堪能できる料理の数々、友人によるライブ演奏、笑顔の溢れる空間。そしてゲストみんなで作った仕込んだ味噌は、微生物とみんなの常在菌で今頃は美味しく発酵されていることでしょう。

 

 

生産者、シェフ、パン屋、フローリスト、司会者、カメラマン、音響、ヘアメイク、ウェルカムボードまで、この結婚式に携わった人はみんな、ふたりの地元の仲間や友人たち。得意なことを持ち寄って、できないことは助けてもらって作っていったパーティ。

 

結婚式は「特別な日」のゴールではなく、暮らしと仕事とつながっている。ふたりの生き方そのもので、生きてきた証。ゲストの笑顔も、土のにおいも、料理の音も、祝福の言葉も、空の色も。そのすべてがこれからを生きる道を切り拓き、あの日見た景色がふたりの人生を支え続けていくものになって欲しい。そう願って結婚式を作っていきます。

 

 

結婚式の進め方は、まずはオンラインでヒアリング。ふたりの生い立ち、価値観、出会い、これからの暮らし、描きたい未来まで、たっぷり話を聞かせていただきました。 北海道へも2度足を運び、会場の下見やゲストの宿泊場所の確認、シェフや協力いただく皆さんと打ち合わせを行いました。その後は、オンラインツールで進捗を確認し合い、それぞれの皆さんとメールや電話で進めていきました。 前日はふたりも一緒に、草刈りや会場設営まで行い、ペーパーアイテムの準備をしたり、挙式の感動の手紙も直前まで原稿を一緒に練り直しました。

 

結婚式の後、ふたりの間にお子さんが誕生し、ワイン作りのぶどう栽培にもチャレンジし始めたという。僕の人生とふたりの人生がリンクする。お互いに影響し合いながら、これからもつながっていけたら、こんなに嬉しいことはないなと思っています。

 

 

 

『Revolvo-レボルボ』に込めた想い

 

 

 

つながっていく、その先にあるもの。

 

最後に。

 

目の前にいる人を大切にすること。

 

男性とか、女性とか、LGBTQとか、ラベルやスペックではなく、「あなた」と出会っていきたいです。

そして出会った人を大切に、きちんと「届ける」ことをしていく。あなたの真ん中に届くように、届けていく。その事を繰り返し繰り返しやっていく。

 

20代の頃、人生に絶望したからこそ、自分の周りにある大切なものに気づきました。無数にきらめく結晶でした。そして、次に進む道を見出せました。

 

困っていたら手を差し伸べて、補い合って、支え合って。弱い自分も認めて、しんどい時にしんどいと言える。そして、あたらしい時代を軽やかに越えていきましょう。つながっていきましょう。

だって、そこには希望があるからです。

 

現在、同性同士の婚姻は認められていませんが、ジェンダーに関係なく誰もが幸せになれる未来。安心して結婚式ができる社会をつくっていきます。

 

ゆっくりでも、確実に。 …とは言っても、ある程度のスピードも必要。そのためにも僕一人だけではなく、クラウドファンディングで応援してくれる方をはじめ、企業の皆さまから個人の方まで。このアクションから同性婚への機運が高まり、多様な婚姻の形が生まれていきますように、より多くの方とより多くの人へ。  

 

 

<資金使途>

●Webサイト制作費 50万

●ロゴ、名刺デザイン費 15万

●撮影費 35万

●リターン代金 25万

●クラウドファンディング手数料 25万

 

<スケジュール>

2021年

4月:ロゴデザイン完成

5月:リターン順次発送

6月:WEBサイトオープン(β版)

2022年

1月:WEBサイトオープン(α版)

4月:報告パーティ開催

※2021年6月30日までに、WEBサイトをリリースしたことを以って、本プロジェクトを実施完了とする。

 

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プロフィール

1983年、大阪生まれ。 東京在住、フリーランスウェディングプランナー。 『Revolvo(レボルボ)』立ち上げる。 地球一周の旅がきっかけで、環境問題に関心を持つ。 自分のセクシャリティと向き合う中で、ウェディングプランナーになろうと決める。 結婚式を通してLGBTQの人たちをはじめ、誰もが自分らしく生きれる社会を目指したい。

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リターン

3,000


【3,000円】シンプルに応援コース 

【3,000円】シンプルに応援コース 

■Thanks Card
心を込めてお礼のカードを書いて、お届けします。

申込数
55
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2021年6月

5,000


お話しを聞きます。(30分)

お話しを聞きます。(30分)

そっと誰かに聞いてほしいこと、話したいこと。
自分のこと、家族のこと、仕事や学校のこと。
基本的にはただ聞くだけですが、なにか温かい気持ちになったり、立ちのぼってくるものがあったり。よいご縁になりますように。
■Thanks Card
■お話しを聞きます。
・約30分
・オンラインにて
※日時詳細は2020年5月ごろメールにて調整をさせていただきます。

申込数
5
在庫数
完売
発送完了予定月
2021年6月

3,000


【3,000円】シンプルに応援コース 

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■Thanks Card
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制限なし
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2021年6月

5,000


お話しを聞きます。(30分)

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そっと誰かに聞いてほしいこと、話したいこと。
自分のこと、家族のこと、仕事や学校のこと。
基本的にはただ聞くだけですが、なにか温かい気持ちになったり、立ちのぼってくるものがあったり。よいご縁になりますように。
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・約30分
・オンラインにて
※日時詳細は2020年5月ごろメールにて調整をさせていただきます。

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5
在庫数
完売
発送完了予定月
2021年6月
1 ~ 1/ 13

プロフィール

1983年、大阪生まれ。 東京在住、フリーランスウェディングプランナー。 『Revolvo(レボルボ)』立ち上げる。 地球一周の旅がきっかけで、環境問題に関心を持つ。 自分のセクシャリティと向き合う中で、ウェディングプランナーになろうと決める。 結婚式を通してLGBTQの人たちをはじめ、誰もが自分らしく生きれる社会を目指したい。

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