病院へ行かない? 行けない…

このプロジェクトを始める2、3ヶ月前にガーナのクマシと言う場所(ガーナ第二の都市)に住んでいる知人のガーナ女性からの連絡がありました。

『手足が変色し、かぶれてしまっているから日本の薬を送って欲しい』と言う。
どんな状態なのか分からない為、携帯から撮った写真を送ってもらった。
白く紫混じりに変色しかぶれてただれていた。見た目は酷く痛そうだったが
痛みは無いと言う。原因は分からなく、こうなってしまったと。
素人目に診ても、昨日、今日になったものではないとわかる…

原因が分からないものに薬なんて送れない、送るのだって空輸を使ったとしても2〜3週間掛かる…そんなことより、早く病院へ行くように私は言った。
彼女はそれを拒み『日本の薬を塗れば治る!』と言った。
日本の薬や物品に多くのガーナ人は信頼を寄せている。嬉しいことだけど…
それより今は病院へ行くことの方が重要だった。

彼女が病院へ行かない理由…
それは、お金だ。
『病院に使えるお金がない』と言った
この言葉を聞いた時、私は悲しさと怒りが交じった感情を持ったのを覚えている。
日々の生活をギリギリの生活費で生きている為、病院で使えるお金がないのだ。
病院だけでなく、多くの事をあきらめて我慢している。

ダメだよ、そんなのダメだよ…
原因も分からなくそんな状態、命に関わる事だったらどうするの…
今回はガーナ人の知人の口座を使い、すぐにお金を送り病院へ行ってもらい大事に至らず事なきを得た。

このような問題は彼女だけではない。
多くの人々が、この様な状況下にいるのが現状です。
治る病気でもアフリカでは命をおとす
病院にかけられるお金がない。だから手遅れになる…
病院も近くにない。 農村地帯なればもっと深刻な問題です。

私は都市部から離れて暮らす人たちにも、このタクシーを利用してもらいたい
無料で病院まで運べるようにドライバーと考えようと思っています。


私はFacebookの友達は3人しかいません、Twitterのフォロアーも3人です。
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