クラウドファンディング　８日目

さて、大隈侯の墓地を修繕、クリーニングするクラファンで山下萌さんに協力をお願いしたのは、山下さんが毎日紺碧の空を口と手で演奏することを686日（現在）続けてたことがきっかけでした。一昨年、龍泰寺の本堂が雨漏りした時に、大きな式の為に檀家さんか寄付を集めいたこともあり、修繕の資金調達に困難しました。

そこからなんとかやりくりして、雨漏りは修繕しましたが、これからどうしようかと悩みました。お檀家様に負担をかけるのも、お寺さんや行政やいろんな方に相談しても誰も一歩踏み込むことはありませんでした(話はよく聞いてくださってます)。結局は自分で解決するしかないのかと思った頃には、朝、自分の体が一歩も布団から外に動けない症状がでました。

そのような日がありながらも、1月10日の大隈侯の祥月命日で、早稲田卒の記者に出会い、きっかけをもらい（第一回寺報に記事にしてます）進取の精神で「まだまだ、これからと」クラウドファンディングを始めようと思い至りました。

ある日、山下さんの紺碧の空を毎日続けた姿をXで見つけた時に、何かホッとして落ち着いた気持ちになりました。それと同時に自坊（実家）で弊師が毎朝、朝課をしているのを外で檀家さんが手を合わせているところを思いだしました。

今回の企画のもっとも大事にしていること、大隈侯の墓地に寄り添って手を合わせる場所をつくる。よりよい社会を成し遂げ、困難を乗り越えた偉人に敬意をもって偲ぶ。そんな単純だが金太郎飴のようないつでも振り返ったときに手を合わせる場所がある。

自身は坐禅が根本にあるので、一カ月間ですが毎日の坐禅を取り入れてますが、そんな寄り添える場所をつくりたい。

それもあって表現が豊かな山下さんと一緒にコラボすれば何か新しい発見ができるのではないか。と思いました。

残り10%気を抜くことなく精進させて頂きます。