【最新報告】お堂では仏像の設置のための準備が進んでいます

この画像は、仏像を安置するお堂の内装改修設計を手掛ける成瀬猪熊建築設計事務所より提供いただいた最新のCGイメージです。

同事務所による設計意図をご紹介いたします。

「古代仏教の世界観では、広い海の中心に須弥山という山があり、その上に仏様の世界が広がっています。この世界観を今回のお堂の中にも凝縮し再現するため、床を水面に見立てた黒い反射する素材で一面目地なく覆うとともに、天井には、雲を思わせる金色の装飾を配しました。その空間の中で、仏様が蓮華の花にお座りになり、黄金に優しく輝きます。」（成瀬猪熊建築設計事務所提供）

この設計意図を忠実に現実に反映すべく、現在、香川県を代表する工務店「菅組」さまの手によって施工作業が進められております真っ最中です。

つい先日はCG画像で金色の仏像が載る台を大工さんと現場監督６人がかりで組み立てました。その時の写真を紹介いたします。直径約２ｍほどの円柱の上にさらに一回り大きな円柱を重ねる構造になっております。画像では伝わりにくいのですが、どちらもものすごく重量感のある重厚なものです。大勢の大工さんが取り囲んで、真剣に作業していただきました。

また、今月5日には工房で打ち合わせの予定があります。建築家、大森暁生先生とともに、仏像に当てる照明の色温度や、設計の細部、仏像の最終仕上げの確認等、してまいりますので、そちらのご報告も帰り次第、させていただく予定でおります。今後とも、新着情報にて随時、進捗をご報告させていただきますので、ご覧いただければ幸いです。