
支援総額
目標金額 3,000,000円
- 支援者
- 51人
- 残り
- 35日
応援コメント
プロジェクト本文
代表挨拶
私たち有限会社佐藤養殖場は、 大正14年の創業以来、 生食用牡蠣の開発や独自の養殖方法 の確立など、 牡蠣養殖産業のパイオニアとして100年間、 美味しくて安全な 『的矢かき』 づくり一本に励んでまいりました。
その歴史は、 常に 「海に生かされてきた」 という海や自然環境への感謝の思いに支えられて います。 海が育んでくれる恵みがあるからこそ、 私たちは牡蠣を育て、 多くの方々に 『的 矢かき』 をお届けしてまいりました。
しかし、 近年、 海の環境の変化に加え、 地域の過疎化や高齢化といった、 私たちを取り巻 く環境の大きな変化を感じてまいりました。
今後100年先も牡蠣を生産し続けられるのか…。 海を守りながら、 的矢の牡蠣を未来へと つなげていくにはどうすればいいのか…。
御食国(みけつくに)志摩の海人(あま)ならし真熊野(まくまの)の 小舟に乗りて沖へ漕(こ)ぎみゆ
的矢がある志摩地域は、 万葉の歌人・大伴家持も詠んだ、 1000年以上続く海女のふるさとです。
佐藤養殖場にも、 鮑(あわび)の漁が終わると海から上がった海女さんたちが手伝い にやってきます。 海女さんたちは半農半漁の生活の中で、 様々な工夫と昔からの知恵を現 代に伝えながら生業(なりわい)を立てています。
彼女たちは、 浜辺に打ち上げられた海 藻などを畑に漉(す)き込むことで海のミネラルが補給され、 野菜やみかんが甘く美味しく なることを教えてくれました。
牡蠣殻を活かした里海の循環
「美味い牡蠣を育てるには、 山から流れ込む養分を含んだ水が大切だ」 ということは、 以前 から言われてきました。
海女さんの知恵をヒントに、 これまで廃棄されていた牡蠣殻を肥 料にして農産物に与えることで、 伊勢志摩の地域に持続可能な里山・里海の循環を創り出 せないだろうか、 と考えたのです。
それが水産業と農業、 そして日本酒造りの連携という共創の姿です。
米作りと酒造りとの連携
稲作によって収穫される米と、 その米を発酵させて造る日本酒は、 日本の食文化を代表す るものです。
しかしながら近年、 夏の高温や担い手不足など、 稲作農家を取り巻く状況は厳しさを増しています。
私たちの暮らす伊勢志摩でもその状況は同様です。
海の課題、 田畑の課題、 共通した問題を感じる中、 農家の後継である前田俊基さん、 三重 を代表する酒蔵の大田酒造さんとの出会いがありました。
この連携でそれぞれの課題を解決していこうと私たちは互いに力を合わせ、 牡蠣養殖から 生まれる牡蠣殻を酒米 『神の穂』 作りの肥料として活用し、 丈夫な稲を育て、 そしてその米を使い、 日本酒を醸造する。
この新たな挑戦をすることにいたしました。
『里海循環』 を目指して
今回の取り組みは、 単に日本酒という商品を作ることが目的ではありません。 この活動を 通して海を守り、 地域の自然環境を次世代へと引き継ぎ、 新たな仕事を生み出していくこ と。
そして、 将来にわたって水産業や農業が持続可能なものとなり、 それらが互いに連携 し、 人々の営みや工夫によって日本酒という日本の食文化にも繋げていく。 これこそが、 私たちが目指す 『里海循環』 の仕組みづくりです。
どうか私たちと共に、 次の100年を紡いでいただけたら幸いです。
佐藤養殖場
代表取締役 濱地大規
牡蠣殻を活かした里海の循環
1.価値の循環を創造する:「里海」 を一本の酒に
2.独創的な「海のテロワール」を醸す
3.持続可能な地域連携モデルを築く

創業者の哲学・理念
「海に無理をさせず、 人間が自然に寄り添うこと」
佐藤養殖場・初代の佐藤忠勇は、 必要以上の無理な増産を避け、 海への負担を最小限に抑 えるという、 時代に先駆けた持続可能な思想を100年前から貫き自然との共生を願う遺言 を数多く残されています。
その心は自然と共存していく産業の在り方について考え続けるメッセージであり、 自然と の向き合い方、 そして会社としての姿勢であると根幹に留め、 海と共に生きてきました。
現在も、 初代の哲学を受け継ぎ、 守りながら海と向き合ってきましたが、 どれだけ丁寧に 牡蠣づくりを進めていても、 年間5000トンもの牡蠣殻が産業廃棄物になってしまうという、 大きな課題が残されたままでした。
今回この取り組みを進める中で、 「海の恵み」 をただの廃棄物として終わらせるのではな く、 現代において、 里海循環という形で地域の価値に変えていくと同時に、 創業者の理念 を 「循環」 という形で具現化していきたいと思っています。
共に挑戦するパートナー
このプロジェクトを考えた時、 私たちの想いに共感し、 歩みを共にしてくれる素晴らしい 仲間との出会いがありました。
私たち佐藤養殖場だけでは成し得ない取り組みですが、 心強い仲間と一丸となって進めて いきたいと思います。
G7乾杯酒の技術と実績で挑む、 里海循環の新たな酒造り。
大田酒造(大田有輝氏 杜氏)

●究極の品質証明:大田酒造は1892年(明治25年)創業の伊賀の蔵元です。
代表銘柄 「半蔵」 は、 2016年G7伊勢志摩サミットのワーキングディナーにおいて乾杯酒に選ばれ、 世 界にも認められた日本酒です。 数多くある品種は、 国内外の鑑評会でも数々の受賞歴を誇 っています。
●若き杜氏の技術と挑戦: 醸造を指揮するのは、 七代目蔵元杜氏の大田有輝氏。
東京農業大学で醸造を学び、 令和元年より杜氏に就任後、 就任わずかで全国新酒鑑評会金賞を受賞 するなど、 若くしてその実力は折り紙付きです。 牡蠣殻で育った 「未知の原料」 のポテンシ ャルを最大限に引き出し、 蔵の威信をかけたトッププライオリティの挑戦に挑みます。
この伝統と革新の技術こそが、 里海循環から生まれる日本酒の卓越した品質を約束する、 私たちが求める最高のパートナーでした。
この伝統と革新の技術こそが、里海循環から生まれる日本酒の卓越した品質を約束する、私たちが求める最高のパートナーでした。
皆様へのメッセージ
G7サミットの乾杯酒を担った蔵元として、 品質には一切の妥協はできません。 正直に申し 上げて、 牡蠣殻のミネラルを吸った米は、 私たちにとっても 「未知の原料」 であり、 格別の味を引き出すには困難を極めます。
しかし、 このプロジェクトが持つ 「里海循環」 の理念に強く共鳴し、 酒造りのプロフェッシ ョナルとして、 この未踏のテロワールに挑むことに大きな興奮を覚えています。
私たちが持つ技術を駆使し、 牡蠣養殖事業者さんの100年の理念と、 前田さんの情 熱が詰まった酒米を、 世界に誇れる 「里海の一杯」 に必ずや結実させます。 完成を楽しみに お待ちください。
牡蠣殻を地域の財産に変える。 持続可能な 「海のテロワール」 への情熱。
大地の担い手:前田俊基氏(稲作農家)

この里海循環の 「大地」 の土台を築き、 持続可能な農業に情熱を燃やすのが、 稲作農家の前 田俊基氏です。
●地域連携への貢献と情熱:長年、 鳥羽国際ホテルで支配人を務めながら 「三重の酒を楽 しむ会」 を主宰するなど、 地域の食文化の振興に尽力されてきました。
その前田氏が、 私 たちが抱える牡蠣殻の課題に対し、 「地域の資源循環への貢献」 として即座に協力を快諾し てくれました。
●テロワールへの確かな手応え: 3年前から酒米 「神の穂」 などの栽培を本格的に開始。
今回、 前田氏の田んぼに牡蠣殻肥料を施したところ、 「稲の茎が太くなり、 倒伏しない力強い 稲が育っている」 という、 長年の経験に基づく確かな手応えを得ています。
●独創的な創造:私たちは、 前田氏の協力を得て、 海のミネラルを大地に還すことで、 世界でここにしかない 「海のテロワール」 を創造していきます。 その土地の個性を映し出 す、 里海循環を体現する酒米を育んでくれる、 地域の頼れる担い手です。
皆様へのメッセージ
これまで地元・志摩で酒米 『神の穂』 の生産に励み、 大田酒造さんの 『半蔵・志光』 造りを 支えられたことを誇りに思っています。
今回、 佐藤養殖場さんからカキ殻を田んぼに活用 するお話をいただき、 これは地域の未来につながる循環型農業だと感じ、 ぜひ挑戦したいと思いました。
実際にカキ殻をまいた田んぼでは、 稲の茎が明らかに太くなり、 散布していない稲と比べ て倒伏しない、 本当に力強い稲が育っています。 この確かな手応えには、 長年米作りをし てきた私自身が一番驚いています。
志摩のカキと伊賀の酒、 二つの産業が手を取り合うことで、 このミネラル豊富な土からさ らに高品質な米を育て、 地域全体の活性化に貢献できれば、 これほど嬉しいことはありま せん。 この米でどんな素晴らしいお酒が生まれるのか、 今から完成が待ち遠しいです。
応援者メッセージ

竹内千尋
私は「里海循環プロジェクト」の企画立案から応援しています。
地元の町長や市長も務め地域の基幹産業である的矢かきに代表される水産業の振興や農業 の振興に長年心を砕いてきました。
今回の挑戦は、そうした一次産業と日本酒造りという二次、三次産業を掛け合わせること で、地域に新たな価値と仕事を生み出す試みです。
これにより、資源が地域内で豊かに循環する持続可能な社会を築き、人と自然が調和する 「里海」を実現したいという、思いも込められています。
心からの応援をお願い致します。
持続可能な「里海の一杯」
その実現を皆さんと共に
*掲載している名称および画像より前田俊基様・大田酒造様より許諾を得ています。
お酒を提供するリターンに必要な通信販売酒類小売業免許はすでに取得済みです。(免許番号:伊勢酒42)
酒類販売管理者標識
・販売場の名称及び所在地:的矢かきテラス 三重県志摩市磯部町的矢889
・酒類販売管理者の氏名:山本雪美
・酒類販売管理研修受講年月日:令和6年11月7日
・次回研修の受講期限:令和9年11月6日
研修実施団体名:伊勢小売酒販組合
20歳未満の者の飲酒は法律で禁止されています。
- プロジェクト実行責任者:
- 濱地大規(有限会社佐藤養殖場)
- プロジェクト実施完了日:
- 2026年12月24日
プロジェクト概要と集めた資金の使途
佐藤養殖場が発起人となり、牡蠣殻を酒米肥料化し、G7乾杯酒蔵元(大田酒造)の技術で「里海循環」の日本酒を完成させます。 【完了目標】 2026年2月末までに醸造・リターン発送を開始。2026年12月までに完了。 【資金使途】 目標300万円は、主に醸造委託費、原料(牡蠣殻肥料)の買取・製造費用、牡蠣などのリターン実施費用に充て、海と大地が循環する次の100年を創ります。
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プロフィール
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リターン
3,000円+システム利用料
全力応援コース
・お礼のメール
・活動報告書
・限定メッセージ動画
- 申込数
- 1
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2026年3月
5,000円+システム利用料
【的矢かきテラス現地で応援】テラスでお食事コース
・「的矢かきテラス」でお召し上がりいただける「テラス御膳」(定価5,500円相当)のお食事権。
・お礼状(郵送)
・「テラス御膳」(定価5,500円相当)お食事権(有効期限:1年)
※2026年1月までにメールにて詳細をご連絡いたします。
- 申込数
- 12
- 在庫数
- 88
- 発送完了予定月
- 2026年3月
5,500円+システム利用料
【的矢かき15個】的矢かき 旬の味覚セット
・「的矢かき」15個
・お礼のメール
・活動報告書
・限定メッセージ動画
- 申込数
- 7
- 在庫数
- 193
- 発送完了予定月
- 2026年3月
6,700円+システム利用料
【限定酒「半蔵 里海循環」2本】次なる100年を紡ぐ記念酒セット
・限定酒「半蔵 里海循環」2本
・お礼のメール
・活動報告書
・限定メッセージ動画
※こちらのリターンは20歳未満の方はご支援いただけません。
- 申込数
- 19
- 在庫数
- 81
- 発送完了予定月
- 2026年3月
10,000円+システム利用料
特別お礼状コース
・お礼状(郵送)
*チーム三者の直筆サイン(複製)入りの「里海循環への想い」を綴ったお礼状(郵送)
・活動報告書
・限定メッセージ動画
- 申込数
- 0
- 在庫数
- 200
- 発送完了予定月
- 2026年3月
10,000円+システム利用料
【的矢かき30個】的矢かき 旬の味覚セット
・「的矢かき」30個
・お礼のメール
・活動報告書
・限定メッセージ動画
- 申込数
- 1
- 在庫数
- 199
- 発送完了予定月
- 2026年3月
11,200円+システム利用料
【限定酒「半蔵 里海循環」2本+的矢かき15個】里海ペアリングセット
・限定酒「半蔵 里海循環」2本
・「的矢かき」15個
・お礼のメール
・活動報告書
・限定メッセージ動画
※こちらのリターンは20歳未満の方はご支援いただけません。
- 申込数
- 15
- 在庫数
- 35
- 発送完了予定月
- 2026年3月
34,650円+システム利用料
【限定酒「半蔵 里海循環」1ダース】次なる100年を紡ぐ記念酒セット
・限定酒「半蔵 里海循環」12本セット
・お礼のメール
・活動報告書
・限定メッセージ動画
※こちらのリターンは20歳未満の方はご支援いただけません。
- 申込数
- 10
- 在庫数
- 完売
- 発送完了予定月
- 2026年3月
終了しました
50,000円+システム利用料
【里海オーナー権】的矢かき ロープオーナー権利(80個~140個)
・的矢かき ロープオーナー権
*牡蠣を育てる養殖ロープの一区画を「オーナー」として所有する権利です。
・「的矢かき」最低80個保証(最大で140個になることもあります)
*牡蠣の生育状況に応じて「的矢かき」を最低80個〜お送りします。
・限定酒「半蔵 里海循環」2本
・活動報告書
・限定メッセージ動画
2026年1月15日から2026年3月31日までの的矢かき ロープオーナー権。2026年1月14日までにメールにて詳細をご連絡いたします。
※こちらのリターンは20歳未満の方はご支援いただけません。
- 申込数
- 0
- 在庫数
- 10
- 発送完了予定月
- 2026年3月
200,000円+システム利用料
【創業の地でフロア貸切】的矢かきテラス 特別ご招待パーティー(最大10名様)
・的矢かきテラス 特別フロア貸切権
*レストラン「的矢かきテラス」のワンフロアを貸切いただける権利です。(最大10名様まで)。
*当日は社長 濱地が参加し、100年の理念と里海循環の物語を直接語り合います。(希望に応じて、牡蠣剥き実演サービスも可能です。)
*パーティーでは新酒と牡蠣の振る舞いを行います。
*日程は2026年1月~12月頃までの想定です。日程の詳細は支援者と調整の上確定します。調整のための連絡はメールで2026年1月ごろに行います。
・活動報告書
・限定メッセージ動画
※こちらのリターンは20歳未満の方はご支援いただけません。
- 申込数
- 2
- 在庫数
- 3
- 発送完了予定月
- 2026年12月
250,000円+システム利用料
【理念の出張訪問】牡蠣と新酒の饗宴(最大10名様)
・社長 濱地による「出張 牡蠣・酒の饗宴」
*5代目社長 濱地が支援者様の指定場所へ訪問し、最大10名様に「的矢かき」と「半蔵 里海循環」を自ら振る舞います。
*イベント内では濱地社長が、創業者の哲学や次の100年への想いを直接プレゼンテーションいたします。
*訪問場所は日本国内限定です。
*日程は2026年1月~12月頃までの想定です。日程の詳細は支援者と調整の上確定します。調整のための連絡はメールで2026年1月ごろに行います。
・活動報告書
・限定メッセージ動画
※こちらのリターンは20歳未満の方はご支援いただけません。
- 申込数
- 0
- 在庫数
- 4
- 発送完了予定月
- 2026年12月
プロフィール

FRTD RESCUEが八丈島を支援する!
#台風
- 現在
- 714,000円
- 支援者
- 32人
- 残り
- 35日

ぬるぬるのお引越|万博・落合陽一 null²パビリオン次なる場所へ
#ものづくり
- 現在
- 216,806,000円
- 支援者
- 12,291人
- 残り
- 29日

開湯400年!お客様を温かくお迎えする歓迎標のリニューアルに挑戦!
#地域文化
- 現在
- 4,495,000円
- 支援者
- 233人
- 残り
- 22日

地域文化を残し、課題を創造的に解決する 『めぐる、友の会』会員募集
#地域文化
- 総計
- 100人

KOMAGANEから元気プロジェクト『マンスリーサポーター募集』
#地域文化
- 総計
- 0人

消滅寸前・住民3人の秘境|心と身体を整える「雲隠れの里」に再生へ
#地域文化
- 現在
- 7,779,000円
- 支援者
- 228人
- 残り
- 19日

丸岡城下に新たな歴史を 日向御前・国姫の顕彰モニュメントを未来へ
#地域文化
- 現在
- 6,320,000円
- 支援者
- 78人
- 残り
- 19日












