
支援総額
目標金額 5,000,000円
- 支援者
- 158人
- 募集終了日
- 2016年10月7日
【特別対談】石井光太×安田菜津紀が伝えたいこと ③
こんにちは、セカイ・メディアラボ事務局の古田です。
私たちがなぜ、VR(バーチャル・リアリティ)を使って、途上国の暮らしを再現したいと動き出したのか・・・。第1回、第2回で、少しは感じていただけましたでしょうか。
日本の子どもたちと一緒に実現したいこと、引き続きお読みください!
********************************************************
子どもたちを突き動かす
エネルギーをつくりたい
安田:私は今年の5月にイラク北部の難民キャンプにおじゃました時、最終日に滞在させていただいたお宅で、娘さんの出産に立ち会うことができたんです。
多くの人の命が奪われていく中でも、そこには生まれてくる命がある。私たち日本人は、かの地で暮らす人たちと”違うこと”を探すのではなく、共感できるピースを拾い上げる作業が必要なのではないでしょうか。
石井さんは最近、児童書の執筆にも力を入れていらっしゃいます。子どもたちにそこまでして伝えたいという思いは、どこからくるのでしょうか。
石井:僕は常に、子どもたちの心に「火をつけたい」と考えています。大人はどうしても論を語りがちですが、僕が児童書を書いているのは、何かを”教えたい”のではなく、子どもたちを突き動かすエネルギーをつくりたいと思っているからです。
「何を伝えたいんですか」とよく聞かれますが、大人が伝えたいことがそのまま伝わるわけではないし、むしろそうでない方がいい。子どもたちが自分で解釈して、考えたり感じたりしてほしいんです。
僕は基本的には書き手ですが、子どもたちに火をつけられるならそれ以外の手段でもいいし、だからあえて今回VRに挑戦しています。
イラクへの撮影は、僕と安田さんで行く予定ですが、日本の子どもたちに「こういうものを見てきました」と押し付けるのではなく、共有したいんです。彼らが何を思うかは自由だし、それを認めてあげるのが大人の役割です。
VRは自分の意志で、いろいろな角度から映像を見ることができます。それをそれぞれに解釈して感じた「何か」が、その子の未来につながっていくのだと思います。押し付けられて見るものとは違う、リアルなVR映像を、日本に広めたいのです。
「体験」を通じて
他人を認めることができる
社会をつくりたい
安田:私も中東を取材させていただいて、シリア難民の問題をどう日本の人たちに伝えるか、日本と現地の子どもたちの心の距離をどう縮めていけるのかを、常に考えています。
石井:必ずしも縮めなくてもいいのかもしれません。距離があると感じることに意味がある。僕はアフガニスタンの難民キャンプで逃げ出してしまったけど、その数年後に行動につながった。VRが怖くて見れなかった、30秒でやめてしまった、とか、いろいろな子が出てくると思います。人それぞれでいいし、いろんな機会を作ることが自分の仕事だと考えています。
安田:子どもたちの“行動の花”が少しずつ咲いてきた時に、社会はどのように変わってくると思いますか。
石井:もっと、他人を認めることができる社会になってほしいです。100%その人を受け入れられなくても、いろいろな形で苦しんでいる人、悲しんでいる人に寄り添うことができる優しさがあれば、社会は少しずつ変わっていく。そうした優しさは、やはり「体験」を通じて得られるものだと信じています。
安田、石井:クラウドファンディングの挑戦も、もうすぐ折り返し地点です。「開発途上国の暮らしをリアルに体験できるVR映像をつくりたい」へのご支援、どうぞよろしくお願いいたします。
(終わり)

リターン
3,000円
プロジェクトメンバーからお礼のメッセージ
■ サンクスメール(プロジェクトメンバーからお礼のメッセージをお届けします)
- 申込数
- 62
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2016年11月
10,000円
安田菜津紀撮影ポストカード&ニュースレター
■ 安田菜津紀撮影のポストカードでサンクスレターをお届けします
■ イラクでのVR撮影の様子が分かるニュースレターをお送りします
- 申込数
- 93
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2017年3月
3,000円
プロジェクトメンバーからお礼のメッセージ
■ サンクスメール(プロジェクトメンバーからお礼のメッセージをお届けします)
- 申込数
- 62
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2016年11月
10,000円
安田菜津紀撮影ポストカード&ニュースレター
■ 安田菜津紀撮影のポストカードでサンクスレターをお届けします
■ イラクでのVR撮影の様子が分かるニュースレターをお送りします
- 申込数
- 93
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2017年3月

【緊急支援|大分市 大規模火災へのご支援を】
#医療・福祉
- 現在
- 5,809,000円
- 寄付者
- 642人
- 残り
- 36日

緊急支援|ハリケーンメリッサ被害へご支援を|カリブ海・ジャマイカ
- 現在
- 81,000円
- 寄付者
- 8人
- 残り
- 17日

姪の支援をお願いします。妹が病気で最後の一年分の学費が払えません。
- 現在
- 407,000円
- 支援者
- 38人
- 残り
- 31日

子宮体がん再発後も、妊娠の可能性を守るための挑戦。臨床研究の継続へ
- 現在
- 10,082,000円
- 支援者
- 328人
- 残り
- 19日

緊急支援・フィリピン地震「支援の届き辛い地域への草の根の手助けを」
- 現在
- 160,000円
- 支援者
- 27人
- 残り
- 9日

【フィリピン地震 緊急支援2025】一人でも多くを救うために
- 現在
- 154,000円
- 支援者
- 30人
- 残り
- 35日

障害のある子どもたちの笑顔のために。久美学園修繕プロジェクト
- 現在
- 2,835,000円
- 寄付者
- 113人
- 残り
- 3日












