大阪 泉州:文化で育てるまちづくり。年1度の"アート会談"継続へ

支援総額
目標金額 800,000円
- 支援者
- 32人
- 募集終了日
- 2019年12月25日

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- 総計
- 0人

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- 現在
- 2,329,064円
- 支援者
- 115人
- 残り
- 9日

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- 現在
- 940,000円
- 支援者
- 33人
- 残り
- 31日

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- 総計
- 10人

『d design travel』を続けたいvol.36 徳島号
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- 現在
- 742,000円
- 支援者
- 69人
- 残り
- 29日

文化をつなぐ|芸能芸術支援-芸団協マンスリーサポーター
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- 総計
- 2人

国宝 彦根城、日本の遺産を未来へつなぐ|高橋架け替えで蘇る大名庭園
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- 現在
- 8,045,000円
- 寄付者
- 197人
- 残り
- 35日
プロジェクト本文
終了報告を読む
「まちづくり」と「アート」が出会って、
地域が育つ。
泉州エリアでアートに携わる人々が集い、
地域の未来を語る
年に一度の「地域アート会談」。
予算確保の目処も見えない中、
切実に突っ走ってきましたが、
第3回以降への継続のため、
いま資金が必要です。

こんにちは、enocoです。
はじめまして。大阪府立 江之子島文化芸術創造センターです。愛称は「enoco」(えのこ)。
地域の課題を解決する「クリエイターの活動拠点」として、2012年に設立されました。
これまで大阪府内のさまざまな市町村からの相談を受け、文化を軸にしたまちの活性化、市民協働の推進、シティプロモーションなど、「クリエイティブなまちづくり」に挑戦してきました。

今回ご支援をお願いする「泉州アートサミット」プロジェクトでも、泉州の各自治体や市民が自立した活動を進められるように、enocoのスタッフやまちづくりやアート、ランドスケープ、建築等の専門家が一丸となってサポートしています。
「泉州アートサミット」誕生の背景
そもそも:泉州地域が抱える課題
「泉州」は大阪の南西部に位置する地域です。大阪湾、和泉山地に接する自然豊かな地域で、古くから歴史的・文化的な資源に恵まれてきました。
「だんじり」などの伝統的な祭りのほか、農林水産業や紡績業といった産業資源もある土地です。また、世界と関西をつなぐ玄関口・関西国際空港も、泉州の沖にあります。

しかし、泉州地域は多くの悩みも抱えています。
●空港利用者がそのまま大阪市内や他府県へと移動し、泉州は単なる通過点となっている
●人口減や産業の衰退によって、将来の展望が厳しい市町村が多い
●「コテコテ」「荒っぽい」というイメージを持たれがち
●大阪府の北部に位置する北摂エリアに対して、泉州はイメージが良くないと思われがち
歴史も文化も自然もあるのになかなか将来の展望が描けない……。
ひとりの熱意で、動き出した企画
そんな中、2018年春、泉州地域のとある自治体職員Nさんが、enocoに相談を持ち込んだことが、今回のプロジェクトのはじまりでした。
enocoとしても、この頃、泉州エリア絡みの相談案件が増えてきた頃で(逆に北摂の案件はほとんどない)、泉州地域はこれから厳しい地域になっていくのだろうか、という肌感覚もありました。
Nさんはenocoが実施しているソーシャルデザイン講座「enocoの学校」の卒業生で、これまでもenocoで学んだことを活用して地域の課題に取り組んできた人です。enocoの講座出身者から、その後こんな実践に繋げて企画を走らせてくれる方が出てくるとは、当初は想定もしていなかったので、私たちにとっても嬉しいことでした。
泉州エリアでは、実は、地元の方々によって、子どももお年寄りも巻き込んだ、ユニークな文化活動がさまざまに行われています。
これらの活動が連携すれば、泉州のまちづくりには、もっとアートの力が活かせる気がするんです。
しかし、泉州地域にはアートを地域に根付かせ、育てていける土壌がない。そもそも、行政で「文化課」があるのは中核市以上で、より小さな市では生涯学習課や教育委員会が担当しています。担当職員もとても少ない。泉州でアートをテーマとした活動を進めていこうにも、単独の自治体、単独の部局だけで取り組んでいてはどうにもなりません。
泉州というエリアが一丸となって、「アートによるまちづくり」をテーマに交流・実践していくような、きっかけ作りができないか?
「泉州エリア」としてまとまる意味
地域の課題に向き合うにあたって、単体の市町村で解決するにはもはや財政面でも人的・物的リソース面でもまったく手が回りません。
そこで共通点の多いエリアが結束することで、予算や人・もの・ことのパイを増やし、発信力を強め、持続可能な発展を目指そうという動きが、近年始まりつつあります。
「泉州アートサミット」が目指すのも、まさにこの姿です。
本来多様な地域の文化・資源に横串をさし、人々が混じり合い、ともに泉州の未来を考えていくーー。
ローカルの課題をダイレクトに受け止める自治体の方々と、第三者視点でアドバイスができるenocoがタッグを組み、ともに前を向いて共通の着地点を見つけていく。アートサミットは、まさにその実践の場でもあります。
2018年の「泉州アートサミット」を受けて、自分たちのまちでも何かやってみたいと開催された「阪南市まちづくりトーク」。阪南市内外から集まった人々がまちの魅力や課題について議論しました。この時の熱意に背中を押されるようにして、今年度の「泉州アートサミット」を阪南市で開催することになりました。
2018年:泉州アートサミット、初開催で見えたもの
そして、2018年9月17日、泉大津市で第1回の「泉州アートサミット」を開催しました。
名前の通り、「文化」をキーワードに泉州地域で活動する方々が、立場を超えて集まり、未来について語り合う「会談」イベントです。
特に、平田オリザさんによる基調講演と、4市町でさまざまな立場で文化活動やまちづくりに関わる方々によるパネルディスカッションは大いに盛り上がりました。
来場者からのアンケートでも、さまざまなご意見をいただきました。
アートが人と人、組織と組織をつなげる水となるということを学べました。
泉州地域は、(中略)一つの市だけでみると、自然・文化ともに見劣りしてしまいますが、地理的にいろんなアクティビティが楽しめる街だと思います。そのことを改めて感じたシンポジウムであり、泉州地域のポテンシャルは高いと思っています。
実際、私たちも、このアートサミット後、地域で暮らす当事者の方々が、セクターを超えて連結していくことの意味や必要性を、じわじわと感じはじめてくださっているなと思っています。
第1回目終了直後から、「第2回目の開催を!」という声も多く出ており、ミーティングごとに誰かが新しい団体を連れてきて、ステークホルダーがどんどん増えています。
2019年:第2回も、なんとか開催。しかし……
第2回となる今年は、泉州の農業や食に関わる人々、地域の文化施設などにも声をかけ、より拡大版で開催しました。
今年の場所は、阪南市。
一方で、2回目開催にあたっては、やはり財政的な面で困難を伴ったのも事実です。1回目は補助金があって開催することができたのですが、今回はほぼ予算が見えていませんでした。
実は、関わる人々はみんな持ち出しで企画・運営しています。
今後どう継続的に予算を確保していくか。それが具体的に見えてこないと、今の勢いはすぐに尻すぼみになってしまうことは明らかです。
こういった市町村の枠をこえた取り組みに行政の予算はなかなかつきません。だからこそ今回初めて、クラウドファンディングに挑戦することを決めました。
自立的・継続可能な地域のまとまりを目指す、という一見抽象的な目標が、実際に参加者同士、顔を突き合わせて話し合いを重ねるなかで、実感を伴ったものになってきているという印象です。
いま、クラウドファンディングに挑戦する理由。
今回いただいた資金は全額、泉州アートサミットの第3回(2020年秋開催予定)以降も見すえた継続運営資金として使わせていただきます。
■目標:80万円の使い道
∟20万円:第2回(今年度)の費用
アートサミット会場費、人件費の補填として
∟60万円:第3回(来年度)の費用
次回開催に向けての経費、特にWebサイトやSNSなど広報ツールの制作・運営経費として
2回目を終えた今、課題となっているのは、「泉州アートサミット」が年に一度のイベント”だけ”ではないということを、いかに伝えていくかということです。
しかし今は「泉州アートサミット」というイベントの開催告知を、各市町村のWebサイトなどで伝えることしかできません。これでは「年に1度のイベント」と認識されてしまうのもしかたありません。
そこで「泉州アートサミット」のコンセプトや、年間通した動きを伝えるWebサイトやSNSを開設し、さらにWebサイトには1回目・2回目のアーカイブを掲載することで、泉州地域のネットワークのひろがりと協働のプロセスを伝えていくことができればと思います。

泉州アートサミットが、今後も多くの人々が集い、つながり、協働して課題を乗り越えていくための、持続可能なプラットフォームとなるように。
そのための一歩を踏み出すための運営資金へのご支援をいただき、今、ひろがりつつある「泉州」のネットワークを、なんとか引き継いでいきたいのです。
泉州アートサミットは、予算も見えないのに突っ走っているほど、「継続が大事!」とみなが認識しているからこそ、なんとか第2回にこぎつけました。
実際、行政区分を超えた取り組みが2年続いたことには非常に大きな価値があります。これを3年目にも、なんとかしてバトンを繋ぎたい。
ご賛同いただけましたら、どうかあたたかいご支援をよろしくお願いいたします。
「泉州アートサミット2019」
主催:泉州アートサミット実行委員会(泉大津市教育委員会、泉南市教育委員会、岬町、阪南市教育委員会)
共催:株式会社大阪共立(阪南市立文化センター指定管理者)
協力:泉州紀北ミュージアムネットワーク(大阪府立弥生文化博物館、岸和田城、岸和田だんじり会館、きしわだ自然資料館、泉南市埋蔵文化財センタ一)、大阪府(泉州農と緑の総合事務所、公民戦略連携デスク)、
幸南食糧株式会社、草竹農園、阪南市連合婦人会、NPO法人阪南まちづくり推進ネット、せんなんかるた普及実行委員会、NPO法人ヒトトヒト、大阪府立江之子島文化芸術創造センター
クラウドファンディング事務局:大阪府立江之子島文化芸術創造センター/enoco
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プロフィール
アートやデザインなどの創造力で、大阪という都市を元気にすることを目指して2012年4月に開館した施設です。ギャラリーや多目的ルームのレンタル事業を行うほか、大阪府の美術コレクションの管理と活用、企画展やセミナー・ワークショップなどの自主事業に加え、地方自治体やまちづくり団体の個別相談にも対応するなど、クリエイティブな発想とネットワークで都市や社会が抱える様々な課題の解決に取り組んでいます。
あなたのシェアでプロジェクトをさらに応援しよう!
リターン
3,000円
純粋応援コース
◎サンクスメール
◎泉州通信メール(2019年11月〜2020年8月、月1発行)
:アートサミットメンバーによる泉州の歴史や文化、そして今を伝えるメールニュース
※リターンに費用がかからない分、プロジェクトのため大切に使わせていただきます
- 申込数
- 9
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2020年1月
5,000円

「まちづくり」に関心のある方向けコース
◎泉州アートサミット2018記録集
◎enoco特製!まちづくりプラットフォーム手引き集(非売品)
【こちらもお届け】
・サンクスメール
・泉州通信メール(2019年11月〜2020年8月、月1発行)
- 申込数
- 9
- 在庫数
- 91
- 発送完了予定月
- 2020年1月
3,000円
純粋応援コース
◎サンクスメール
◎泉州通信メール(2019年11月〜2020年8月、月1発行)
:アートサミットメンバーによる泉州の歴史や文化、そして今を伝えるメールニュース
※リターンに費用がかからない分、プロジェクトのため大切に使わせていただきます
- 申込数
- 9
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2020年1月
5,000円

「まちづくり」に関心のある方向けコース
◎泉州アートサミット2018記録集
◎enoco特製!まちづくりプラットフォーム手引き集(非売品)
【こちらもお届け】
・サンクスメール
・泉州通信メール(2019年11月〜2020年8月、月1発行)
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- 9
- 在庫数
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- 2020年1月
プロフィール
アートやデザインなどの創造力で、大阪という都市を元気にすることを目指して2012年4月に開館した施設です。ギャラリーや多目的ルームのレンタル事業を行うほか、大阪府の美術コレクションの管理と活用、企画展やセミナー・ワークショップなどの自主事業に加え、地方自治体やまちづくり団体の個別相談にも対応するなど、クリエイティブな発想とネットワークで都市や社会が抱える様々な課題の解決に取り組んでいます。














