ケニアの貧困地域で女性たちの生活を豊かにする織り工房を作りたい!

ケニアの貧困地域で女性たちの生活を豊かにする織り工房を作りたい!

支援総額

1,622,000

目標金額 1,500,000円

支援者
81人
募集終了日
2014年8月29日

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プロジェクト本文

ケニアの貧困地域に暮らす女性たちが、

織り子としてやりがいを持って働ける環境を整えたい

 

初めまして!東アフリカのケニアで活動している岡本ひかると申します。

途上国の貧しい地域にて、一人でも多くの人が自立できるように、現地素材を活用したものづくりに取り組んでいます。

 

現在、私たちのプロジェクトには私を含め日本人スタッフが3名おり、全員が青年海外協力隊員としてアフリカに長期滞在した経験を持ちます。他の2名はケニア、私は2014年3月までの2年間、西アフリカのガーナに赴任し現地NGOで活動していました。

 

長い活動期間の中で、一番強く心に残ったのは「もったいない」という気持ちです。その地域ならではの素材、長年継承されてきた技術、働くことへ高い意欲を持つ人々。現地で生活していると、こうしたリソースが活用されず埋もれていることに少しずつ気付かされます。少し手を加えることで、もっと多くの人が自立できる仕組みができるのではないか。私たちの事業はそんな思いからスタートしています。

 

私たちが今目指しているのは、最低30人ほどの織り子さん達が

働ける織り工房です。織り工房の建設と30台の織り機を購入する

ための費用をご支援頂けないでしょうか。

 

(初めて触れる織り機を必死で学ぶ女性たち)

 

アフリカの貧困の現状について

 

過去数十年を振り返ると、高い経済成長を背景に中国やインドでは著しく貧困削減を進めた一方で、アフリカの状況は余り改善していません。依然として多くの地域で、教育や医療、水や衛生といった基本的なサービスが受けられない厳しい生活環境にあります。

 

私たちが住む地域でも、雇用機会が少ないため安定的に収入を得ることは簡単ではありません。特に農村部では基礎教育を受けることができなかった人が多く、そのため働く意欲がありながら仕事に就けない中高年層の女性が大勢います。収入の少なさは各家庭の子供たちの健康や教育機会にも悪影響を及ぼしていると考えられます。

(貧困問題の現状を詳しく知りたい方はこちらをご覧下さい)

 

(協力頂いている女性グループ)

 

風化していくものづくりの伝統


私たちが活動する地域は、首都ナイロビから南東約65km離れたマチャコスという街です。手工芸品が盛んな地域で、サイザル麻と呼ばれる植物を素材としたバスケットや木彫り製品、ウールやビーズを用いたバッグなど様々な民芸品があります。写真に載っているサイザルバッグは、農村部の多くの女性グループにより作られています。マチャコスは、降雨量が少なくあまり農業に向かない半乾燥地域であるため、乾燥に強い植物であるサイザル麻は大事な収入源として利用されてきました。

(サイザル麻に関してより詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。)

 

(サイザルバッグを織るケニアの女性たち)

 

こうした手工芸品を長年作り続けてきたことで、高い技術を持ち魅力的な製品を作れる方々は少なくありません。しかしながら、そうした技術や意欲が収入に反映されるケースは稀です。地元の小さな街でのみ商品展示するなど販売面での工夫がなかったり、デザイン面でもう一工夫が足りず販売する機会を逃していたり、製品の管理方法が粗雑で砂埃にまみれて価値を失っているケースなど要因は様々です。近年では中国などからの安価な輸入品が流入しており、そうした外的要因も販売面に影響しています。

 

その結果、こうした製品が在庫として山の様に置かれている現場を何度も目の当たりにしました。長い時間と労力をかけて作られる製品が、どこにも売れず放置される。そして何が原因なのか誰も教えてはくれない。そんな状況が続けば、当然製品を作る意欲も下がり始めてしまいます。実際にこうしたものづくりを止めてしまった女性も多く、様々な技術が世代間で継承されなくなっています。

 

(在庫として保管されているサイザルバッグ)

 

伝統的なものづくりの限界


私たちの取組みは、こうした伝統的な手工芸品に改めて光を当てる試みです。その中で、作り方に関しては伝統的な手法から変えなくてはいけないと考えています。サイザル品の従来の作り方は、道具を使わない完全なる手織りです。手織りならではの質感の良さに加え、設備や工具が必要ないため多くの人が簡単に始められるという利点があった一方で、様々な課題もありました。

 

一つには生産性の低さ。全てが手作業であるため、生産するのに数日かかり貧困層から脱却するための十分な収入源にはなり得ません。また、身体的な負担も大きく長時間織り続けることは困難です。さらに言えば、織る事に手一杯となり、本来すべき新たなデザインや品質向上への取組み、商品開発など様々な試行錯誤をする余地が限られていたとも言えます。

 

新たな試み:織り機とオーダーメイド

 

現地の人達にとって馴染みの素材を活用しながら、従来の作り方の課題を克服する方法はないか。私たちの考えた解決策が織り機です。

 

織り機の導入によって、生産性は飛躍的に向上し、身体的負担も軽減されます。従来の手織りでは困難であったブックカバーやテーブルマットといった平面の製品も簡単に生産できるようになります。

 

(オーダーメイドのテーブルマット)

 

最終的な目標は、これらの製品をお客様の希望に合わせてオーダーメイドで作れるようにすることです。お気に入りのテーブルに合うマットが見つからなかった。思い出の写真がいっぱい入ったアルバムに合うカバーがお店になかった。そういった細かいニーズにもお応えできるような工房になりたいのです。

 

試行錯誤の毎日でしたが、少しずつ私たちの想いが形になりつつあります。


アイデアがあっても中々実行に移せないというのが新しい事業の難しさです。私たちのプロジェクトはまだ始まったばかりの段階ですが、既にいくつかの壁が立ちはだかっています。

 

当初作った簡易織り機ではまだまだ品質やスピードの面で十分とは言えず、新たな織り機の開発に取り掛からなければいけなくなったこと。やっと見つけた工房の敷地は見かけ以上に狭く、現実的に工房として長く使うのには不適切であったこと。肌の色が違うだけでお金があると思われ、常に交渉モードに入らなければいけないこと。こちらの思いとは裏腹に手っ取り早く儲けたいと考える人もいること。時々、疑心暗鬼が過ぎて返って相手の心をを傷つけてしまうこと。時折、前に進んでいるのか後ろに下がっているのかよく分からない感覚に陥ることもあります。

 

それでも、私たちを信じて一緒に頑張ってくれる人達もいます。「お金のためじゃなくて、本当にこのプロジェクトを応援しているんだ!」と熱く語ってくれるケニア人スタッフ。少しでも上手になる様にと毎日黙々と織りを覚える織り子さん。求める織り機のために色々と注文をつけても頑張って作ってくれる織り機職人さん。彼らの思いに応えるためにも、必ずこのプロジェクトを成功させたいのです。(こちらから現地の様子をさらにご覧頂けます。)

 

努力と根気で覚えられる織り機を導入し、

やる気さえあれば誰もが自立できる機会を提供していきます!

目指せ!織り工房の開設!


私たちが当面の目標としているのは、最低30人ほどの織り子さん達が働ける織り工房です。織り工房建設費は約150万円(内60万円を支援金で充当)、改良織り機の費用は30台x3万円で90万円です。手作りに比べ、現簡易織り機は身体的負担は軽減されています。しかしながら、現簡易織り機では、スピード、品質、可能なデザインの種類、身体的負担、これら点で不十分なため、新たな織り機の導入が必要になっています。

 

新しい織り機を導入すれば品質面も向上し、より多彩なデザインの製品が作れるようになります。スピード面でも今まで一日に1-2枚しか織れなかった商品が3枚以上織れるようになります。また、既存の織り機と比べ、身体的な負担も軽減されます。何より、私たちのプロジェクトの大きな目標である完全オーダーメイド製品に大きく近づくことができるのです。


工房は、改良織り機が30台以上入るスペースで建設します。現在使用している工房では織り機が8台ほどしか入りません。織りの他に染色や革加工なども行う必要があるため、既に手狭となっている状態です。

 

(購入を検討している改良織り機)

 

織り工房が順調に運営されれば、素材生産や染色、織りや革加工など様々な雇用機会が創出されます。また、この織り工房は織り機のトレーニング施設としての位置付けもあり、工房で織り機を習得した女性たちが、ゆくゆくは自宅などでも織り作業ができる様に発展させていきたいと考えています。

 

皆さまのお力添えで、より多くの織り子さんが毎日楽しく織れる環境が整い、更に魅力的な商品を日本にお届けできるようになります!

 

最後に:プロジェクトを進める上で私のこだわり

 

貧困削減や所得向上を目的とする事業は数多くあり、その方法も様々です。このプロジェクトを進める上での私個人のこだわりポイントは「創る」ことです。織り、染色、革加工。私たちの工房で行う各工程にはそれぞれ創造の余地があります。技術を学び、新しいデザインやアイディアの刺激を受ける内に、きっと私たちのチームはいずれ自ら商品を開発し提案していくことになるでしょう。そして、それは本当の意味での自立に繋がります。


能動的に行動し、確かな技術でオーダーメイド品を創り出すアフリカの織り工房。その姿を想像するだけで、わくわくするのです。

 

 

【引換券について】

 

~3,000円券~

・サンクスレター
・ケニアのポストカード(3枚セット)

 

~10,000円券~

・サンクスレター

・サイザルマット(1枚:約30cm×約40cm)
・ケニアのポストカード(3枚セット)

※サイザルマットは写真と同様のデザインです。

 

~30,000円券~

 

<シマウマセット>

・サンクスレター
・サイザルバッグ(1個:サイザルハンドル)

・サイザルスモールバスケット(1個)

※バッグについては、後日バッグカタログの中からお選び頂きます。

※サイズはSかMとなります。

※バスケットについては、カラーなど写真と異なる場合があります。

 

<キリンセット>

・サンクスレター
・サイザルマット(2枚:約30cm×約40cm)
・サイザルスモールバスケット(1個)

※サイザルマットは写真と同様のデザインです。

※バスケットについては、カラーなど写真と異なる場合があります。

 

~50,000円券~

 

<ライオンセット>

・サンクスレター

・サイザルバッグ(1個:革ハンドル)

・タイタバスケット

・サイザルスモールバスケット(1個)

※バッグについては、後日バッグカタログの中からお選び頂きます。

※サイズはSかMとなります。

※バスケットについては、カラーなど写真と異なる場合があります。

 

<クロサイセット>

・サンクスレター

・サイザルランナー(1枚:約20cm×約100cm)

・サイザルマット(2枚:約30cm×約40cm)

・サイザルスモールバスケット(1個)

※ランナー/マットは写真と同様のデザインです。

※バスケットについては、カラーなど写真と異なる場合があります。

 

~100,000円券~

 

<アフリカゾウセット>

・サンクスレター(1枚)
・サイザルランナー(1枚:約20cm×約100cm)
・サイザルマット(4枚:約30cm×約40cm)
・サイザルバッグ(1個:革ハンドル)

・サイザルスモールバスケット(1個)
・工房スポンサープレートお名前記載

※ランナー/マットは写真と同様のデザインです。

※バッグについては、後日バッグカタログの中からお選び頂きます。

※サイズはSかMとなります。

※バスケットについては、カラーなど写真と異なる場合があります。

※新工房にスポンサープレートを設置しお名前を記載致します。

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リターン

3,000


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サンクスレター
ケニアのポストカード(3枚セット)

申込数
24
在庫数
制限なし

10,000


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サンクスレター
ケニアのポストカード(3枚セット)
サイザルマット(1枚)

申込数
34
在庫数
制限なし

3,000


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サンクスレター
ケニアのポストカード(3枚セット)

申込数
24
在庫数
制限なし

10,000


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サンクスレター
ケニアのポストカード(3枚セット)
サイザルマット(1枚)

申込数
34
在庫数
制限なし
1 ~ 1/ 7

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