フェスティバル・ドートンヌ・ア・パリについて

「ショールームダミーズ #4」が招聘されているフェスティバル・ドートンヌ・ア・パリは、1972年にスタートし、今回が50回目となります。記念すべき開催は9月1日に始まり、来年2月18日までの約5か月半、パリ市内外の60以上の会場で、計110のプログラムが実施されます。内容も、演劇やダンスだけでなく、音楽や映画、美術まで、多岐に渡ります。その歴史や規模、そして芸術的な評価においても、ヨーロッパ有数のフェスティバルと言えるでしょう。

日本の舞台芸術との関りも深く、2018年にフランスで大々的に開催された「ジャパニズム2018」では、フェスティバル・ドートンヌ・ア・パリのプログラムとして一挙に10演目が上演され、日本の舞台芸術の最前線が紹介されました。今回も、「ショールームダミーズ #4」以外にも日本からの作品が二つ上演されることになっています。

また、今回の開催では「ポートレート」と呼ばれるアーティスト特集が4本組まれており、そのひとつがジゼル・ヴィエンヌの特集「PORTRAIT GISÈLE VIENNE」です。この特集プログラムの中では、エティエンヌ・ビドー＝レイとの共作である「ショールームダミーズ #4」を含む6作品が上演されます。すでに、ひとつめの上演は大好評のうちに終了したそうです。ジゼル・ヴィエンヌは、2019年、2020年にも同フェスティバルに登場しており、現在のフランスで最も注目されているアーティストのひとりであることがわかります。

以下より、フェスティバル・ドートンヌ・ア・パリの公式ウェブサイト、そしてトレーラー映像をご覧ください。

■公式ウェブサイト

https://www.festival-automne.com/

■トレーラー映像

このトレーラー映像では、「ショールームダミーズ #4」の音楽が全編を通して使われています。

なお、この音楽を作曲したピーター・レ―バーグは、残念ながら今年7月に53歳の若さで急逝しました。