【だめオタク代表】人生終わる前に自分みたいな奴らの居場所作りしたい

【だめオタク代表】人生終わる前に自分みたいな奴らの居場所作りしたい

支援総額

793,000

目標金額 750,000円

支援者
88人
募集終了日
2021年4月24日

    https://readyfor.jp/projects/support_kimu?sns_share_token=&utm_source=pj_share_url&utm_medium=social
    専用URLを使うと、あなたのシェアによってこのプロジェクトに何人訪れているかを確認できます
  • Facebook
  • X
  • LINE
  • note

プロジェクト本文

終了報告を読む

皆さんこんにちは!ページを開いて下さってありがとうございます。

 

このプロジェクトは、輝かしく前向きに頑張っている周りのプロジェクトとは少し違います。

途中で、プロジェクト実行者の『きむ兄』を応援したくなるどころか、イラッとしてくると思います。

 

私(きむ兄を応援している一人であり、このページの作成者)も既に何度もイラッときています。

ですが、きっと最後にはなぜかポチッと『支援する』をクリックしていることでしょう。

 

 

▼中村の自己紹介   

 

文章を読み進めるうちにわかっていただけるかと思いますが、事情があり中村という者がこのクラウドファンディングのページ作成を担当しています。

クラウドファンディングの文章担当しています、中村(愛犬はのび太)です!

 

1988年生まれ32歳、神奈川県横浜市出身・大分県佐伯市在住。

4年前にIターン(※出身地ではない地方に移住すること)で佐伯に移住してきました。

佐伯は食べ物が本当に美味しく、老若男女問わず朗らかな人ばかり。佐伯市のことを何も知らずに移住してきたのに今では佐伯に夢中です。

 

 

困っている人がいると助けずにはいられない、そんなお世話好きで人懐っこいこの土地の風土をとても気に入っています。

 

 

初めてきむ兄に会ったのは3年前。異業種交流会のような、まちのイベントに参加した時です。

明るくイケてる人ばかりが集まる中で一人ポツンとたたずむ、ヤバそうなおじさん(当時30代後半)。

社交的な振る舞いに疲れた私は、何を間違えたかきむ兄に話しかけました。

 

初対面の私に、ミニ四駆についての暴走気味(ミニ四駆だけに)のトークを繰り広げる姿。

しかも声小さくて半分くらい聞き取れない。

なんとも言えない感情を抱きました。

「この人完全にくすぶっているし、エンジンのかけどころ間違えてる」(ミニ四駆だけに)。

 

それからもいろいろな場面で会う機会が多く、一緒にイベントを企画してみたりもしました。

そのうちに見えてくる、カードゲームやボードゲームへの異様なオタク気質。

こんこんと湧いてくる聞いているフリをして、ずっと考えていました。

『影でくすぶっているこの人をもうちょっと陽のあたる場所に置いたらどうなるかな?』

 

 

 

▼きむ兄の紹介   

1979年生まれ41歳、大分県佐伯市出身・在住。

独身、彼女無し、フリーター、ゲームオタク。

2018年、39歳にして糖尿病の合併症として腎不全に。(血液を濾過したり、老廃物を体外へ排泄できなくなる)

現在は週に3回人工透析(全身の血液を人工的に濾過して腎機能を補う)をしている。

主な収入はセブンイレブンでバイトをしているが、優秀な外国人が増え、シフトを削られて悪戦苦闘中。

 

そんな中、友人たちにそそのかされ、今回の企画を始めました。

ただ、きむ兄は筋金入りのダメな奴。

『企画始める』って言ってもただ毎日フラフラしているだけ。

 

物件探しも、書類の申請も、そしてこのクラウドファンディングも、全部他人まかせです。

その上、手伝ってくれている人に「ありがとう」の一言もなく「こうしたい」「ああしたくない」「これはできない」と、ぼやき続けるのです。

 

デブでハゲは仕方ない…でもありがとうくらい言えーーー!!!

(早速、紹介ではなくなってしまいました。取り乱してすみません、次いきます)

 

 

▼プロジェクトの内容          

そんなきむ兄、なんと

【ゲーム屋(販売&対戦場所)を作る】

らしいです。

子どもも大人も肩書きも関係なく、ゲームというルールの中で同じ時を共有できる場を作るのです。

 

これまでも地域のお祭りの時には、子どもたちのための居場所作りのようなことをしてきました。(見かけによらずいいことしている。子どもからも結構慕われている。ただ、見かけがヤバい。本当に見かけがヤバい。きむ兄は見かけが100%。その見かけがヤバいんだからそりゃ陽も当たらんわ)

 

ミニ四駆、遊戯王、デュエマ、ボードゲーム・・・などなど、きむ兄の得意とするゲームの種類はたくさんありますが、どれも対戦相手がいて初めて成り立つ世界

 

実際の学校生活や会社ではうまくいかない、だけど「このゲームでは誰にも負けない」そんな自尊心や「自分で考えたら強い相手にも勝てた」そんな自己承認の気持ちが芽生えれば生きる上で他のことにも自信を持てるかも。自信の持ち方を実感できるかも。

 

・・・何度聞いても私には全くわからないゲームのルール説明をしてくれるきむ兄を見ていてそんなことを思いました。(ルール説明はほぼ聞いていません)

実際、ゲームの話をする時のきむ兄は「この話なら誰にも負けない」という静かな自信に溢れています。(私が忙しいアピールをしても延々と続くので相当な自信なのだと思います)

 

 

現在は、美容室を営んでいる実家で週に1回カードゲームをする時間を設けていて、仲間同士で静かな盛り上がりを見せています。

しかし、ここ大分県佐伯市にはゲームを専門に販売している場所がありません。

遊ぶ場所も個人宅で仲間内のみ。大会に参加したければ市外へ行かなければ新しい人との対戦はできないと言います。

 

もっと身近に、子どもも大人もゲームに触れ合う機会があれば、異世代間交流や、地域コミュニティの形成にも役に立てるのではないかと私は考えます。

実際に、カードゲームをする中で、礼儀やマナーを学ぶ子ども、年下の子どもへの接し方が自然と身につく若者たちもいたりするそうです。

 

(きむ兄は「ゲームする相手増やしたい」と思っているだけだと思います)

 

 

▼プロジェクトを立ち上げたきっかけ   

 

幼少期からいわゆるオタクで、漫画やゲームが好きだったきむ兄。

小学6年生の時に大きな病気をして半年間入院したことをきっかけに中学でのスタートをうまくきれなかった(と本人は言う)きむ兄。それをきっかけに元々備わっていたオタク気質がめきめきと頭角を現し、すっかりオタクの道に・・・。

(クラウドファンディングのために色々と生い立ちや経歴など聞いていたら破茶滅茶具合が面白かったので、履歴書にまとめました。中村の渾身の一作をお楽しみください)

 

ここから先が気になる方はそのリターン 目当てに10万円の支援をお願いいたします。

【きむ兄の履歴書 〜僕がダメなのか、社会がダメなのか〜】

 

 

・・・そして時は経ち、39歳で透析患者となってしまったきむ兄。

透析患者の平均寿命

家族と考える慢性腎臓病サイト〜腎援隊〜より引用

 

透析患者になる前からきむ兄を知っていた私は、「きむ兄が透析患者になった」と聞いて透析についていろいろ調べました。(別に熱くはなっていません。ただ気になっただけです。本当です、熱くなっていません!)

 

食事や塩分・栄養摂取の制限や、水分量の調整、週に3回(1回4時間!)の透析。

医療技術の発達によって救われる命があるのも事実ですが、制限のある命が増えたのも事実です。

とてもありがたいことですが、救われた命がどんな生活を送っていて、そんな人たちが私と隣り合わせで暮らしているのだということを知るきっかけになりました。

 

好きな時に好きなものを食べられない。食べる前・飲む前にいちいち気にしなければいけない。

シャント(血液を入れ替えるために血管に開けた口の部分)を維持するための生活の制限。

 

きむ兄の

手伝ってくれている人に「ありがとう」の一言もなく「こうしたい」「ああしたくない」「これはできない」と、ぼやき続ける

この姿勢には同情の余地なし!って思っているけど、透析患者として生きるための制限に関しては本当に大変で、辛いだろうなぁと考えてしまいます。

 

あぁ、悔しいけどきむ兄がきっかけでいろいろと考えさせられている・・・!

 

上記のグラフにあてはめるなら、きむ兄の寿命はあと20年くらい・・・?

誰のどの命もいつなくなるかわからないし、いつかは必ずなくなる

わかってはいるけれど、きむ兄って、このままフリーターでいいのかな?(フリーターが悪いって事ではないです。)

ゲームが好きならゲームが好きな人にしか(そう、きむ兄ならきむ兄にしか)できないことやってみて欲しい。

 

きむ兄にしかできない場所を作ってみて欲しい。

 

提案してみたら、「やってみたいとは思っていた」と意外に乗り気なきむ兄。

「おぉー!きむ兄が立ち上がった!」と、周りのお世話好きたちが動き出し、サポート体制万全。

きむ兄も動くのかと思ったら「うまくいくんかなぁ」とか言いながらまだくすぶる。

 

そしてやはり・・・

手伝ってくれている人に「ありがとう」の一言もなく「こうしたい」「ああしたくない」「これはできない」と、ぼやき続けるのです。

 

だからーっ!うまくいくかどうかの前に!まず、ありがとうって言えーーーーっっっ!!!

(度々取り乱してしまいすみません、次いきます)

 

 

▼プロジェクトの展望・ビジョン

 

きむ兄にしかできないことをやってみて欲しい。

きむ兄みたいな、俗に言う「ダメな奴」が自分の居場所を作る。

同じようにくすぶっている人との居場所作りを今よりもう少し陽のあたる場所でやってみる。

陽のあたる場所ですることで、まちとの化学反応が生まれるかもしれない。

その化学反応が、どんなものかを見てみたい。

「ダメな奴」を支えようとする人たちが作った「ダメな奴」を支える居場所が街にあるだけで、「ダメな奴」と自分でレッテルを貼っていた人の足枷が少し軽くなるかもしれない。

 

朗らかで協力的な佐伯ならできるのではないか、そんな風に思います。

これはきむ兄が中心にいるプロジェクトだけれど、きむ兄の挑戦ではありません

(だって全然頑張らないどころか、ありがとうの一言も言えないんだもん。)

 

 

正直なところ、もしも奇跡的にこのクラウドファンディングが成功したとしても、きむ兄の場合、経済的にすぐに立ち行かなくなる気がしています。(もちろんうまくいって欲しいと心から願っていますが)

そして上手くいかなかった原因を「コロナやけん」とか「そもそも自分はそんなにやる気がなかった」とか言うでしょう。

 

それでも、私はきむ兄を、このまちで試してみたいのです。いや、なんか違う、そんな前向きな言葉じゃないです。

「どうせダメだろう」と高を括りながらも、もしダメじゃない場合どうなるか試してみたいのです。

 

 

 

▼そもそも、私(中村)はなぜこんなことしてるんだろう    

 

このクラウドファンディングの記事を書き終わった時、ふと思いました。

そしてここに書かずにはいられませんでした。

 

私が『なぜこんなにきむ兄を応援しているのか、うまくいって欲しいと思っているのか』

クラウドファンディングで人からお金を集めてまで、こんなことしているのか。

 

それは他でもない。

私が2019年8月に佐伯でクラウドファンディングをして「本当によかった」と感じたからです。

自分がよかったから人にもオススメ!という乱暴な押しつけではありません。

 

私はあのクラウドファンディングで、この土地の人の『支える力』を目の当たりにしました。

 

佐伯の人は、口先や雰囲気だけでなく、本当に支えてくれる人たちなのだと知ることができ、クラウドファンディングが終わった後もずっと私をサポートし続けてくれるのだと、1年半経った今でもひしひしと感じています。

 

とは言え、私は「30代女性・都会からの移住者・ゲストハウスを作りたい」という非常にキャッチーで応援したくなる代名詞みたいな看板を持っていました。(その分、中身が前代未聞なポンコツぶりなのでそこを危惧して支援してくれた人もたくさんいると思います)

 

だけど、このまちなら、どんな相手でも支えてくれるんじゃないか。そう思うのです。

それを、本当に『ダメな奴』きむ兄で試してみたくなったのです。

一体なんなんじゃー!このまちー!

 

 

佐伯の人をはじめ、このクラウドファンディングで佐伯に興味を持った方々、どうぞご支援をお願いいたします!

 

そして、きむ兄の居場所ができあがったら、遊びに行ってあげて下さい。

どうせ「おう」とか「はあ」とかしか言わないし「ありがとう」って言わない。実際に会うと、本当に面倒なオタクだということがわかります。(それを実感していただくためにも一度は足をお運びいただきたい・・・!)

 

だけどそんなきむ兄の居場所がない世界よりは、きむ兄の居場所がある世界の方がいい気がするのです。

 

皆さん、どうぞよろしくお願いいたします。

 

※リターン、いろいろな人に聞いてアイデア絞り出したのですが、まだまだ「こんなのどう?」というものがあればご提案ください・・・!きむ兄にも聞いたけど全然本気出して考えないのです。(システム上、追加できない場合やご希望に添えない場合もあるかもしれませんができる限りご希望にお応えします)

 

(記事中の動画については製作者のTMOVEさんに許諾をいただき掲載しています。きむ兄のことを忠実に映し出しているので会った事のない人には視聴を強くお薦めします)

 

 

古物商の許認可について、所轄の警察署で取得する予定で動いており、2021年5月末までに取得予定です。

 


【プロジェクト終了要項】

●オープン完了予定日    
2021年7月1日

●建築・改修場所    
大分県佐伯市船頭町2-43 浅利ビル1F (予定)

●建築・改修後の用途    
様々なゲームを通して多世代間交流・関係人口を創出するゲームショップ

 

あなたのシェアでプロジェクトをさらに応援しよう!

    https://readyfor.jp/projects/support_kimu?sns_share_token=&utm_source=pj_share_url&utm_medium=social
    専用URLを使うと、あなたのシェアによってこのプロジェクトに何人訪れているかを確認できます
  • Facebook
  • X
  • LINE
  • note

プロフィール

あなたのシェアでプロジェクトをさらに応援しよう!

    https://readyfor.jp/projects/support_kimu?sns_share_token=&utm_source=pj_share_url&utm_medium=social
    専用URLを使うと、あなたのシェアによってこのプロジェクトに何人訪れているかを確認できます
  • Facebook
  • X
  • LINE
  • note

リターン

1,500


きむ兄オリジナルステッカー

きむ兄オリジナルステッカー

きむ兄の線描自画像オリジナルメッセージ入りステッカー1枚をお送りします。
社会の片隅で生きているきむ兄らしく、サイズも小さめです。
MacBookとかに貼ってあげてください。
何口分か支援して、友人に配り歩くのも・・・場合によってはいいかもです。本当に、場合によりますけど。場合によっては不気味がられます。そういうデザインになると思います。

申込数
42
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2021年5月

3,000


alt

きむ兄オリジナルストレージ(紙製カード収納箱)

きむ兄クラウドファンディング達成記念オリジナルストレージです。
1箱に約400枚入るケースです。
1つ持っているだけで友達に差がつくかも!
※名刺入れにも使えます

申込数
16
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2021年7月

1,500


きむ兄オリジナルステッカー

きむ兄オリジナルステッカー

きむ兄の線描自画像オリジナルメッセージ入りステッカー1枚をお送りします。
社会の片隅で生きているきむ兄らしく、サイズも小さめです。
MacBookとかに貼ってあげてください。
何口分か支援して、友人に配り歩くのも・・・場合によってはいいかもです。本当に、場合によりますけど。場合によっては不気味がられます。そういうデザインになると思います。

申込数
42
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2021年5月

3,000


alt

きむ兄オリジナルストレージ(紙製カード収納箱)

きむ兄クラウドファンディング達成記念オリジナルストレージです。
1箱に約400枚入るケースです。
1つ持っているだけで友達に差がつくかも!
※名刺入れにも使えます

申込数
16
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2021年7月
1 ~ 1/ 12

プロフィール

最近見たプロジェクト

もっと見る

あなたにおすすめのプロジェクト

注目のプロジェクト

もっと見る

新着のプロジェクト

もっと見る