
支援総額
目標金額 2,000,000円
- 支援者
- 206人
- 募集終了日
- 2019年10月31日
シリアのおじいちゃんが教えてくれたこと
「1人の人間の死は悲劇だが、
100万人の死は、もはや統計である」
先日、読んだ本に書いてあった言葉です。
シリア国内へのトルコ侵攻による死者が出る中、
僕はこの言葉とともに、シリアで出会った家族を思い出しました。

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「なんのために生きるのか」を教えてくれた
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僕がシリアにいた時、とても仲良くしていた家族がいました。
おじいちゃんからは「いつか一緒にトルコに行こう!」と声をかけてもらっていて、
特に深く考えずに「うん、いつかね」と、生返事で答えていました。
現在のシリアは、かつてはオスマン帝国があった場所で、
おじいちゃん世代には、シリア~トルコは大きな隔たりがなかったんだと思います。
(計算すると、すでに国境線は引かれていた時期だとは思います)
僕がシリアに住んでいたのは2008~10年。
1年が経とうとした時、おじいちゃんの体調が急激に悪化しました。
僕の家のすぐ近くにある、町の病院に入院したのですが、
点滴を打たれて横になる体は、どんどんやせ細っていきました。
しばらくして退院し、村に戻りましたが、
それは体調が良くなったからではなく、家族とともに過ごすためでした。
そして、家族に囲まれて、おじいちゃんは亡くなりました。
僕が村に行くと、おじいちゃんは、いつも家族や村の人たちに囲まれていました。
それは町の病院の時もそうでした。
葬儀の際には、村中から人が集まって、皆で穴を掘って、おじいちゃんが埋葬されました。
お墓の横に建てられたテントには、1週間、入れ代わりでたくさんの人たちが参列しました。
ある日、100人ほどの参列者がいる葬儀の中、家族から
「君も何か一言、話してごらん」と言ってもらい、僕が感じたことを伝えました。
「”僕の”おじいちゃんー血は繋がってないけど、僕のおじいちゃんだと思ってますーが亡くなったこと、とても悲しいです。
でも、嬉しいこともありました。
おじいちゃんは、亡くなる前も、亡くなった後もこうして、本当に多くの人に囲まれて、見送られていきました。
おじいちゃんが生きた証を、すごく感じました」と。
おじいちゃんは、社会的な名声を得た人でもなく、偉業を成し遂げた人ではないかもしれません。
しかし、身近な人たちを大切にし、家族を大切にした生き方をした人でした。
「目標を実現しないと、人生に価値がない」
「社会的に成功しないといけない」という思いが、かつての僕にはありました。
ですが、おじいちゃんのカッコいい生き様を見て、僕は心から尊敬し、憧れ、
「身近な人を大切に生き方」を目指したい、と思うようになりました。
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統計ではなく、そこにある人生を
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おじいちゃんの死は、悲しい出来事です。
僕は今でも鮮明に、その日のことを思い出します。
僕がいた頃のシリアは、日本よりもはるかに治安が良く、飢える人もいない豊かで平和な国で、まさか、シリアが戦争に"巻き込まれる"日が来るなんて、想いもしませんでした。
(「内戦」とされていますが、戦争が始まる前から他国から干渉が行われていました)
2011年から始まるシリアの戦争は、発表する機関ごとに違う数の死者がカウントされ、まさに「統計」で表される”死”は、はるか遠くの出来事でした。
おじいちゃんのお葬式で感じた「命の重み」もなく、
見送られることのない死が、流れ作業のようにニュースの文字になっていきました。
おじいちゃんが亡くなった日、家族も僕も、大声を出して泣きました。
ですが、数時間経った頃、孫にあたる小学生の女の子が、
目を腫らしつつも、涙が止まった目を僕に向けて言います。
「泣くことは大丈夫。でも泣き続けるのは良くないの。
地面にこぼれ落ちた涙が、おじいちゃんに届いて、痛みになってしまうのよ。
だから、もう泣いちゃダメよ」
当時小学生だったその子も、今では結婚し、ママになっています。
おじいちゃんが生きた証が、こうして続いています。

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今、僕たちにできることは
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シリアのおじいちゃんから教わったこと。
それはまず、身近な人たちを幸せにすることです。
ノーベル平和賞を受賞した際に、マザーテレサが、
「私たちが平和のためにできることはなんですか?」と聞かれ、
「家に帰って、家族と一緒に過ごしてください」と答えた、というエピソードを聞いたことがあります。
私たちも、まずは身近な人たちのために、できることを最優先していただければと願います。
そして、余裕があるようでしたら、
是非、私たちの活動にご協力くださいませ。
私たちの支援先の地域は、先月から海外からの教育支援が打ち切られ、
35万人の小学生が学校に行けなくなる危険がある、という過酷な状況です。
その中で「ゼロを200にする、という私たちのプロジェクトの重要性が増している」というのが現地からのメッセージです。
皆さんのご協力、本当にありがとうございます!
目標金額を達成し、是非一緒に200人の子ども達に教育を届けましょう!
① クラウドファンディングにご支援いただくこと
https://readyfor.jp/projects/syria2019
② 継続支援にご協力いただくこと
https://syncable.biz/associate/piece-of-syria/donate/
https://pieceofsyria.thebase.in/
③ イベントに参加いただくこと
どうぞ、ご検討いただけますよう、お願い致します。
リターン
10,000円

プロジェクトを全力で応援!(1口=1人の子どもが1年間幼稚園に)
① 子ども達からの感謝の手紙
② 活動報告書
③ オンライン活動報告会にご招待
(日時は後日、連絡いたします)
●2口以上のご支援も歓迎です!
●経費を除いた全額を、シリアの子ども達のために大切に使わせていただきます。
- 申込数
- 77
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2020年3月
3,000円
【学生・イベント参加者限定】プロジェクトを全力で応援!
①子ども達からの感謝の手紙
②報告書(メールにてお送りします)
③次回イベント参加時にポストカード1枚をプレゼント
●学生の方、今までにPiece of Syriaのイベントに参加されたことにある方、限定になります。
●経費を除いた全額を、シリアの子ども達のために大切に使わせていただきます。
- 申込数
- 29
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2020年3月
10,000円

プロジェクトを全力で応援!(1口=1人の子どもが1年間幼稚園に)
① 子ども達からの感謝の手紙
② 活動報告書
③ オンライン活動報告会にご招待
(日時は後日、連絡いたします)
●2口以上のご支援も歓迎です!
●経費を除いた全額を、シリアの子ども達のために大切に使わせていただきます。
- 申込数
- 77
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2020年3月
3,000円
【学生・イベント参加者限定】プロジェクトを全力で応援!
①子ども達からの感謝の手紙
②報告書(メールにてお送りします)
③次回イベント参加時にポストカード1枚をプレゼント
●学生の方、今までにPiece of Syriaのイベントに参加されたことにある方、限定になります。
●経費を除いた全額を、シリアの子ども達のために大切に使わせていただきます。
- 申込数
- 29
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2020年3月

緊急支援・フィリピン地震「支援の届き辛い地域への草の根の手助けを」
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- 150,000円
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