改築日誌３８日目！

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2016年6月23日　現場報告
雨上がりの朝、今日も静かに工事が始まろうとしていた。漂う蚊取り線香の匂いが梅雨の蒸し暑さとともに夏の訪れを知らせてくれる。そのような決して快適とは言えないなかでも施工は進んでいく。すでに水回り棟の屋根が架けられており、だんだんと全体像が見えていた。水回り棟ができることで中庭がどのくらいの明るさになるのか懸念していたが、きれいに絞られた光が差し込んでおり、思った以上に中庭が際立つ。白い大きな壁面が立ち上がるのが楽しみだ。土間のぼんやりとした暗さを含んだ明かりから太陽の明快な光へ。そのコントラストの完成を早く見てみたい。今日は組みあがった水回り棟の骨組みに、ユニットが入るように調整が行われていた。なんでもユニットを入れるために20㎜削らなければならないそうだ。図面には現れない、現場でしか考えられない調整だ。だから建築は面白いのだろうが。

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