「タマヌオイル」ってどんなオイル？

こんにちは、ヤラブの木の三輪智子です。

 

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さて、今回は「タマヌオイル」とはいったいどんなオイルなのか？ということについてご紹介したいと思います。（美容やコスメ関係には疎いので、少しづつ勉強していきます！）

 

 

タマヌオイルは、テリハボクの種子をじっくりと搾って作られる植物オイルです。池間の漁師たちともゆかりの深い、南太平洋の島々では昔から万能オイルとして使われてきた歴史があり、さまざまな皮膚疾患の治療薬として、切り傷や火傷、虫刺され、湿疹、乳幼児のおむつかぶれなどに使用されてきました。近年では欧米のコスメ業界から、その高い抗酸化作用に注目が集まり、「奇跡のオイル」とも呼ばれているそうです。

 

 

読むオイル辞典（主婦の友社,2016年）によると、タマヌオイルの効能について次のように紹介されています。
「オレイン酸とリノール酸をバランスよく含有」
「抗生物質ラクトンの天然の状態・カロフィロリードを含むため、高い抗炎症効果」がある
「オリーブオイルの20倍の抗酸化力」
「カロフィル酸の保湿力」
「キサトンの免疫力向上」

 

特に、肌の酸化（しみ、しわなどの老化）を抑える抗酸化力と、肌荒れや湿疹、ニキビなどの炎症をやわらげる抗炎症効果・優れた保湿力に注目が集まっているようです。

 

 

私自身、強いかゆみと肌荒れを繰り返す手湿疹に悩まされ、皮膚科でもらうステロイド薬の常用者でした。一昨年授かった子どもは肌がデリケートで、毎日ワセリンで保湿しなければなりませんでしたし、周囲にはアトピーに苦しむ友人がいました。このような経験からも、肌の敏感な子どもやお母さんが安心して使える、高品質で安全なものが欲しい、と考えていました。同じような悩みを抱える方や、すこやかな肌を手に入れたい、と願う人々にとって、いまはまだ数少ない”国産の”タマヌオイルは魅力的な商品になるのではないかと思っています。

 

自分たちが“欲しい”と考える商品こそ、じつは本当に“よいもの”なのかもしれません。作り手の思いや背景を知らない方でも、オイルの力だけで使っていただける“よいもの”を作っていきたいと思います。

 

 

ちなみに、タマヌオイルとして定着している「タマヌ」はタヒチを含むソシエテ諸島での呼称tamanu のようです。ハワイではkamanu, kamani、サモアではfetau、フィジーではdolno, dilo、マレーシア、インドネシアではbintangor（ただし、Calophyllum属の複数種を含む）となっています。

 

参考資料：https://jifpro.or.jp/bfpro/product/1334/　途上国森林ビジネスデータベース　国際緑化推進センター