災害当事者のキモチ

こんなに自然災害が頻発した1年はこれまでなかったのかもしれない。

そのくらい、平成最後の年は、日本列島全体が災害に見舞われてしまった。

 

「自然災害なのだし、公的な補助はないのか？？」という疑問が湧くかもしれない。

国の復興のための基金というものがあるにはあるが、今回の被災内容は補助「対象外」とされてしまった。賃貸物件であること、被災した建物で実施しているのが市町村の事業であることなどが理由らしい。

 

地域に密着し、だれよりも住民とともにこれまで歩んできた寝屋川市民たすけあいの会。

これまで、本当に困っている人に対して、手を差し伸べ続けてきたのにも関わらず、いざ助けを求めたいときには公的保障はないと言われてしまう。こんなことが実際にあるのだ。

 

さらに、被害状況を発信し続けないと、という想いから、これまでたくさんの情報発信を続けてきた。

http://neyagawatasukeai.org/news/index.html?page_news%252Cpage_news%252Frecruit%252Cpage_news%252Fvolunteer%252Cpage_approach%252Fcat01%252Cpage_approach%252Fcat02%252Cpage_approach%252Fcat03%252Cpage_approach%252Fcat04=2

 

もちろん、情報を発信しつづけないといけないのはわかっているが、被災した当事者が自身の被害を社会に訴えるたびに、心が痛む。

 

目をそむけたくなるような、筆舌に耐えがたい現状から逃げ出したくなるような、そんな感情が湧くのも当然のことながら、それを直視せざるをえない状況。

 

そこには、当事者の複雑で、理解され難い葛藤の現状がある。

 

少しでも多くの方に、このような状況で、しかも現在進行形で苦しんでいる人たちがいることを知っていただく機会になればと感じている。