日本の動物って魅力的！！　～二ホンアナグマ編～

ご存知でしょうか？

日本は島国なこともあり、日本にしかいない生物って結構たくさんいるんです！

でも、そんな日本の生き物は、ついつい『地味』と言われてしまいがち。。。

 

派手な色や目立つ模様が無くったって、実はとっても魅力的な日本の動物たち。

『日本の動物を知ってほしい』、今回のクラウドファンディングには、そんな願いも込めて実施しています。

もちろん、ニホンイシガメ以外にも、魅力的な日本の生物はたくさんいますので、そんな中から、今日は天王寺動物園で暮らす “二ホンアナグマ” の紹介をしたいと思います。

身体の大きさの似ているタヌキやキツネは名前がよく知られていますが、あまり知名度の高くないアナグマ。名前にクマとついてはいますが、クマの仲間ではなく、イタチ科の動物で、本州・四国・九州に生息しています。

 

天王寺動物園では、「まる」「にり」「むむ」「ぽに」という名前の４頭のオスのアナグマを飼育しています。

あまり広くない場所でオス同士を一緒に飼育すると、ケンカばかりしてしまうため、夜行性動物舎と小型動物舎で暮らしています。

飼育場所が二手で、片方は屋内、もう一方は屋外の施設なので、年に１回程度、個体の飼育場所を変えて、日光や雨風のあたる場所を交替で使っています。

つい先日、4月18日にその移動を行いましたが、夜行性動物舎・小型動物舎それぞれの担当者たちが、できるだけ動物にストレスなく移動できるように、アナグマたちに自発的に移動用ケージに入ってもらうためのトレーニングも行っていたため、スムーズに交替することができました。

 

そして今、夜行性動物舎にいるのは、８歳の「ぽに」。とてもマイペースで遊ぶことが大好きな個体です。

小型動物舎にいた際、姿を見に行くと、木の枝で遊んでいる真っ最中。

同じような格好で、おなかの上に石を乗せて転がして遊んでいたこともあります。

枝で遊ぶ「ぽに」の様子

 

木に登ったり、アナグマの名前らしく穴を掘ったり、毛づくろいをして休憩したり、隣の部屋にいるアナグマの様子を見ていたり。。。

展示場のいろいろな環境を、気の向くままに使っていました。

 

寝る場所も様々で、小屋の中、日当たりのよい屋根の上、涼しいコンクリートの上など、その日のお気に入りの場所で熟睡します。

遊び回る姿も見飽きませんが、いろんな姿で爆睡中の「ぽに」もとっても可愛いです。

 

そんな「ぽに」が夜行性動物舎に移動してから、どんな姿を見せてくれるのか、とっても楽しみです。

逆に「ぽに」と交替で小型動物舎に帰ってきた「むむ」の行動もみなさん要チェックです！

 

みなさま、天王寺動物園に来られた際には、アナグマたちが何をしているか？ぜひチェックしてくださいね。

 

先日の飼育の日の特別ライブ配信でも、二ホンアナグマについて紹介をしましたので、まだ見ていないという方は、合わせて動画もお楽しみください。​​​​​​

北園のんびりぶらり旅