プロジェクト進行メンバーの声⑤

コンゴでのプロジェクトですが、現地で、ひとりでできるものではありません。テラ・ルネッサンス一丸となって、プロジェクト達成を目指します！前回に引き続き、日本での進行メンバーを紹介します！

 

 

認定NPO法人テラ･ルネッサンス

インターン　　岡崎　愛　／22歳

 

 

 

 

皆さんは、コンゴでの紛争がどのようなものだったか、知っていますか？

 

私は知りませんでした。テラ・ルネッサンスの一員になるまでは。というより、コンゴで紛争があったことすら、知りませんでした。

 

「この紛争で540万人もの尊い命が奪われた。」

 

そう聞いて、「大変な数の人が犠牲になった残酷な紛争だったんだな」と理解するも、あまりピンときませんでした。平和な時代の日本に産まれた私にとって、遠いアフリカのコンゴの地で起こった紛争は、どうしてもイメージしづらかったのかもしれません、、、。

 

 

けれど、活動を通して色々と知っていく中で、だんだんと自分の中でその深刻さの実態が見えてきました。

 

そのひとつが、紛争時、恐ろしい数の女性や少女が、兵士によって性的暴力の被害を受けたという事実。彼女たちが受けたのは、肉体的なダメージだけではありません。家族やコミュニティーから「汚い」と見放され、居場所を失い、精神的にも大きな傷を負ったのです。

 

そんな彼女たちに、もう一度生きる希望をもってもらいたい。その一心から始まった今回のプロジェクト。彼女たちは、今、社会復帰に向けて、勇気ある一歩を踏み出そうとしています。

 

辛い過去を背負いながらも習得した洋裁技術。それを活かしてオープンする、ビジネスとしての洋裁店。もちろん、一人ひとり苦労する事はあるでしょう。しかし、自立して収入を得られると同時に、誰かの役にたてるという喜びは、彼女たちに自信と勇気を与えてくれるはずです。そうして、彼女たち自身にも、周りの人にも、自然と笑顔があふれるでしょう。

 

私は、そんな彼女たちの未来にワクワクするし、同じ1人の女性として、彼女たちを応援しています！また、このプロジェクトに関われている事に、私自身、喜びも感じています。

 

 

もし私が、コンゴ紛争、そして、その被害にあった女性たちのことを知らなければ、この喜びは感じられなかったでしょう。知らなければ何も始められないけど、知ることで何かを感じることもできれば何かを始めることもできる。それをすごく実感しました。

 

皆さんにとって、コンゴは馴染みがないかもしれません。でも、「知らない」よりも「知る」を選ぶことで、何かを感じてもらいたいです。そして、私たちと同じように、彼女たちを応援していただければ幸いです！

 

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