
支援総額
目標金額 2,000,000円
- 支援者
- 205人
- 募集終了日
- 2025年3月31日

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- 現在
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- 現在
- 568,000円
- 寄付者
- 69人
- 残り
- 21日
プロジェクト本文
終了報告を読む
てとば美術館
“ずっと住み続けられる島をつくりたい”
—これが私たち te to ba 〈手と場〉 の活動の核にある想いです。
これは決してひとりで実現できることではありません。
ただ、ここに住む人間として、この島に人がいなくなるのは寂しい。ずっと住み続けたい。
だから強い信念を持って「住み続けられる島をつくるんだ!」と言い続けています。
2018年、五島列島・富江町で空き家を改修し、カフェとショップをオープンしました。
その後、宿泊施設も開業し、旅人と島民が出会い、新たな移住者を生む場へと成長してきました。
しかし、島の未来を考えると、まだ道半ばです。そこで私たちは、新たに空き家をリノベーションし、「五島の日常の中にアートがある」そんな美術館をつくるプロジェクトを始めます。
はじめまして、te to ba〈手と場〉の村野麻梨絵です。
五島に移住をして今年で10年目になります。最初の3年間は地域おこし協力隊として五島市役所で勤務していましたが、2018年に「te to ba」をオープンしました。
以来、私はこの島で、さまざまな事業を展開してきました。
・ショップ&カフェ te to ba〈手と場〉
五島の食材やクラフト作品を取り入れ、地元の人や旅人が気軽に集まれる場として運営。
・ゲストハウス ta bi to〈旅人〉
旅人と島の人がつながる小さな宿。
・五島ウェディングプロデュース
五島の自然や文化を活かした結婚式を企画し、島の魅力を発信。
これらの活動を通して、五島の魅力を再発見する日々を過ごしています。
しかし、変わらずに持ち続けている想いがあります。
「住み続けられる島をつくる」こと。
この島が人口減少によって人がいなくなってしまうなんて考えたくありません。
だからこそ、自分が「住み続けたい」と思える五島を守り、未来へつなげていきたいのです。
五島で生まれ育った子どもたちが、島の魅力に気づき、誇りを持てるように。
このプロジェクトにはそんな願いも込められています。
現在、五島には映画館や美術館といった文化施設がなく、「ここには何もない」と話す子どもたちが少なくありません。それを当然のことと考えてしまう大人たちもいるのが現実です。
でも、本当に 「何もない」 のでしょうか?
私はこの島にしかないものがあると信じています。
たとえば夏のお盆時期になると、澄んだ鐘の音と独特な歌が聞こえてきます。
そして、目にすることができるのは、子どもたちが踊る姿。
「オネオンデ」と呼ばれる念仏踊りで、少年たちのみが踊ることが許されている伝統的な踊り。
お盆の時期には初盆のお家とお墓をまわり、舞を披露してくれます。
実は五島の福江島の中にこのような念仏踊りはたくさんあり、それぞれ衣装も踊り方も、踊りの名称まで、全然違うのです。
一般的には「チャンココ」と呼ばれる方が多いです。
だいぶ前になりますが、商店街で「念仏踊りのファッションショー」を開催させてもらった時の写真です。衣装を見るだけでもワクワクしませんか?
日常が実はとてもアーティスティックな島なのです。
だからこそ、アートを通して “島だからこそできる” 体験を改めて感じてもらいたいのです。
このプロジェクトでは、空き家を改修し、アーティストが五島を表現する作品を制作・展示する場をつくります。
五島に住む人がそのプロセスに関わり、多様な価値観に触れることで、
「何もない」ではなく、「ここだからこそ生まれるものがある」— そう感じられる場を目指します。
私にとって、アートは単なる作品ではなく、心の支えであり、時に人生の指針にもなってきました。
言葉にならない感情を形にし、心を揺さぶり、新たな視点で、モノの価値を照らし出してくれるものすごい力があります。
時には、その一つの作品に出会うために旅に出ることもありました。
アートのためなら、人は旅をする。
そして、その旅がまた、新しい気づきを生んでくれました。
世代や住む場所関係なく、心を揺さぶることがアートにはできると思っています。
だからこそ、「ここには何もない」という島の子どもたち(大人たちも)にも、
自分たちの島はこんなにおもしろいんだ!
こんなに素敵なこと・ものを持っているんだ!
この世界は、なんてワクワクするんだ!
という「新たな視点」や、「ワクワクする発見」を、例え言葉にはできなくても
心に刻んでくれると思います。
だからアートの力でそんな体験を、五島のこの場所で生み出したいのです。
この建物は、もともと 写真館 と 書道教室 でした。
かつて人々が日常の中で表現と向き合ってきたこの空間を、美術館として生まれ変わらせます。
特別な大きな建物ではなく、街の中に溶け込む、日常の延長にあるアートの場。
アーティストが五島に滞在し、
島の風景や文化を感じながら作品を生み出す。
その作品を展示し、
ここを訪れた人がアートに触れ、対話が生まれる。
島の文化や人々の営みの記憶を記録していくようなアートが生まれる。
そんな場をつくることが、私の夢のひとつです。
3年前、
「あなたたちなら地域のために活用してくれる」
そういう想いを受け、私たちはこの場所を譲り受けました。
現在、雨漏りする屋根や老朽化した設備を改修し、
アートの場として、アーティストと住民、旅人がつながる場所へと整備を進めています。
しかし、アートという限りは、
「アートを感じるすばらしい空間でありたい」
「島の技やいいモノづく りも伝える場でありたい」
だから、ちょっと痛んだこの建物そのものをそのまま使うのではなく、
美しい壁に仕立ててもらい、島の左官さんなどの技も伝える場を⽬指します。
そのためには、資材や技術への対価となるお⾦が必要です。
五島の “食” や “文化” を通じて島のファンを増やし、移住のきっかけをつくる。
島で生まれ育った子どもたちが、将来「ここに戻りたい」と思える環境を整える。
それが、私たち te to ba 〈手と場〉 の目指す方向です。
都市部と比べ、島には知的好奇心を刺激する文化的施設が少ないのですが、
実は、島の中にはたくさんの素敵なこと、ものがあります。
島外へ連れ出すのではなく、島の中でそうした体験を提供する。
それが今回のプロジェクトの一つの目標です。
- 空き家を改修し、島外や世界中のアーティストが集まる場をつくる。
- アーティストは五島を題材にした作品を制作し、その過程を島民に公開。
- ワークショップを通じて、子どもたちや住民に多様な価値観を届ける。
- 料理人・デザイナー・科学者など、te to ba の活動で出会った専門家を招く。
彼らの視点から 五島の新たな魅力を発見し、地域とつながる機会を生み出します。
ご支援は、空き家の改修費やアーティストの旅費・制作費など に充てさせていただきます。
このプロジェクトは、単に美術館をつくることだけが目的ではありません。
これは、五島の価値を再発見し、未来へと届けるプロジェクトです。
島の外に住んでいる方にとっても、いつかこの島を訪れたとき、
きっと島の美しさや価値を新たな視点で感じたり、 島の人たちと共有できる場になっているはずです。
それは、都会でのアート体験とはまったく異なるもの。
島だからこそ生まれる、生活や風土に根ざしたアート。
このプロジェクトは、五島の魅力をより多くの人に届け、
「何もない」ではなく「ここだからこそ生まれるものがある」と感じられる場をつくること。
だからこそ、このプロジェクトを通じて、五島の魅力を多くの人に届けたいのです。
この美術館が、訪れる人にとって、島の風景や文化をより深く感じるきっかけになり、 島の人々にとっても、新しいつながりや表現の場として息づいていくために、ぜひ仲間になっていただけたらうれしいです。
そして・・・・
現在、リノベーションはある程度進み、あとは、お客さまをお出迎えするアート作品を作ってくれる
アーティストを募集していく段階へと進んでいます。
【外観】エコペイントネットワークさんに、ご支援いただいたペンキで外壁を塗りました。
【内観】床が抜けていて、雨漏りをしていた部屋もきれいになりました。
【漆喰の壁】五島で一番のベテラン左官屋さんに手がけてもらった漆喰の壁です。グレーもその場で色を作りながら塗り上げてくれました。
【古い家具】近所の解体現場からいただいてきた古い家具たち。とてもいい味を出しているのでそのまま、ディスプレイ棚として使用します。
長くなりましたが、最後までお読みいただき、本当にありがとうございます。
「住み続けられる島をつくりたい」という想いのもと、これからも挑戦を続けてまいります。
皆さまと一緒にこのプロジェクトを育て、未来の五島を形作っていけることを心から楽しみにしています。
どうぞご支援・ご協力のほど、よろしくお願いいたします。
te to ba〈手と場〉 村野麻梨絵
普段からたくさんの方に応援していただいているte to ba <手と場>。
今回のプロジェクトについてもとても嬉しい応援メッセージをいただきましたのでご紹介いたします。
【富江町内にお住まいで、te to ba <手と場>のメンバーとも言える山戸家のみなさん】
義実家近くの古民家を改修して始めた「手と場」。
小学1年の四女が遊びに行くようになってから、うちの家族と手と場の付き合いが始まりました。なんだか放っておけない、そんな魅力満載の店主が次に始めるのは…美術館!
アートはよく分からないけれど、「住み続けられる島」を目指して、子どもたちが将来「ここに戻りたい」と思う環境を作るなんて、応援せずにはいられません。
たまに「大丈夫か?」と心配もありますが、これからも温かく見守っていきます。
五島の子どもたちのために頑張る店主を、ぜひ一緒に応援しましょう!
【富江町のお肉屋さん、「にく勝」のご家族】
私たちはte to ba〈手と場〉 のオープン前から活動を見させていただいています。
麻梨絵さんの行動力、人を惹きつける人柄、創造性はとても魅力的です。
いまでは島民をはじめ観光客、旅人など様々な方の出会いとコミュニティの場となり、なくてはならない存在となっています!私たちもこの島で生まれ育ち、生活していく中で人口減少、少子高齢化が急速に進むいま、島の未来を考えない日はありません。
五島の島を富江の街をよくしたい、残したい『住み続けられる島をつくりたい』というコンセプトにとても共感しています!
この島にはまだまだ私たちも知らない魅力がたくさんあります。この自然溢れる五島の島で創り出されるアート、他では感じることのできない作品の数々が『てとば美術館』に展示され、
訪れる人々が五感を使い島の自然や文化を感じ、そこから対話がうまれる唯一無二の素晴らしい空間になると思うと完成が楽しみでなりません!
わたしたち家族も全力でこのプロジェクトを応援します!!
【ゴトジンでおなじみの、五島つばき蒸留所 代表 門田 クニヒコさん】
te to baさんには、蒸溜所の候補地を探していた2021年からお世話になっています。
ゲストハウス「旅人」に泊まらせていただき、島中を廻っていたのが懐かしいです。
当時からキラキラの笑顔で、働かれているマリエさんを見て、「働き方と幸せ」のヒントをたくさんいただきました。今度は富江に美術館をつくる、とのこと。
最初はビックリしましたが、 「相変わらず面白いこと考えるなぁ」と嬉しくなりました。
私も富江は大好きな街です。
富江の風景に、マリエさんらしい「美術館」が 加わることを応援したいと思います。
【同じ富江町で宿を営む 高橋 大樹さん】
マリエさん頑張れー!!!
いつも新しい事にどんどんチャレンジして楽しそうにしているマリエさん。
僕が五島に来た7年前にはすでにtetobaがあって、五島に来たら先ずいってみよう!と、わくわくしながら足を運んだのを今でも覚えています。お店へ頻繁に行くわけではありませんが、同じ富江にいるということもあり、お互いに新しい事をはじめる時、イベントを開催する時、共通の知人の家で食事をする時など、小さな町ということもあり都度都度会う機会は多いです。
その度に、「今こういう事を考えている!」「こんなことできたら凄くない!」と
目をギラギラ(キラキラ)させながら熱いトークをしている姿がとても印象的です。笑
僕ができないような凄いことをするようですが、富江を五島を盛り上げたいという気持ちは同じです!応援しますよー!
【富江町出身、東京在住。TMT PROJECTメンバー 伊賀泰佑さん】
te to baさんは富江町の日常の中にありながらも、少し日常を離れ思考ができる空間。
でも都市のカフェとは違う、自然やこのまちと溶け合った空間。
この美術館もそうした場になると感じています。
都市の方が深い文化に触れられる。私自身、子どもの頃そう思い、このまちから出て行った一人です。自然と人情味溢れるまち。でもこのまちに足りないものはある。 そこにある自然をどう解釈し、どう光を当てるのかの視点。
個々の捉え方を共有し、まちとしての価値観をつくりあげていく対話文化。ふるさとに足りなかったピースがこの美術館を起点に埋められていくと、心から期待しています!
応援メッセージ、みなさんありがとうございました。
このほかにもたくさんの方々に応援をいただいております。この場を借りて感謝申し上げます。
改めまして、こちらを最後までご覧いただいている皆さん、応援よろしくお願いいたします!
※掲載している子どもたちの写真は保護者より掲載許諾取得済み
- プロジェクト実行責任者:
- 村野麻梨絵(合同会社 te to ba)
- プロジェクト実施完了日:
- 2025年3月31日
プロジェクト概要と集めた資金の使途
五島列島・富江町にて、 te to ba <手と場>(代表:村野麻梨絵) は、かつて写真館や書道教室として使われていた歴史ある古民家を改装し、「五島の記憶をアートで記録する」 ことをコンセプトにした美術館「てとば美術館」を立ち上げます。 この美術館では、アーティストが五島に滞在し、島の風景や文化、人々の営みを作品として表現・展示 することで、五島の魅力を記録し、未来へつなげる場を目指します。 今回のクラウドファンディングでは、美術館の改修費・展示設備・アーティスト招聘費用・ワークショップ運営費 などの資金を募ります。特別な大きな建物ではなく、街の中に溶け込む、日常の延長にあるアートの場 をつくるために、ぜひご支援をお願いいたします!
リスク&チャレンジ
- プロジェクトに必要な金額と目標金額の差額について
- 国境離島補助金と銀行融資
あなたのシェアでプロジェクトをさらに応援しよう!
プロフィール
te to ba <手と場>は、長崎・五島列島の福江島にあるカフェ、ゲストハウス、ウェディングプロデュースを手がける小さな拠点です。地元の食材を使った料理やお菓子を楽しめるカフェ、五島の自然に寄り添った宿泊施設、そして島の風土を生かした結婚式をプロデュースしています。 「ずっと住み続けられる島をつくりたい」をテーマに、訪れる人と島の人が自然に交わり、心地よい時間を過ごせる場所を目指しています。五島の魅力を未来へつなぐため、ここから生まれるつながりを大切にしています。
あなたのシェアでプロジェクトをさらに応援しよう!
リターン
10,000円+システム利用料

【リターン追加!】Sarashi works オリジナルTシャツ
「てとば美術館」のオリジナルTシャツを、五島で大人気の「Sarashi works」さん に制作していただきました。
背中には、てとば美術館の外観を描いたバックプリント。
さらに、Sarashi worksさんのロゴと te to ba〈手と場〉のロゴ もデザインされています。
シンプルながら、さりげなく美術館の存在を感じられる一枚。
五島の空気をまとったTシャツを、ぜひ手に取っていただけたら嬉しいです。
このTシャツが、てとば美術館が生まれるプロジェクトの一部として、多くの方に届いたら と思っています。
- 申込数
- 13
- 在庫数
- 87
- 発送完了予定月
- 2025年8月
10,000円+システム利用料

【未来へ応援】10,000円コース
プロジェクトの理念に共感し、純粋に応援したい方のためのコースです。支援金はすべてプロジェクトの実現に充てさせていただきます。
・感謝のメッセージを送らせていただきます。
・サービス手数料を除いたすべてを活動に使わせていただきます。
- 申込数
- 40
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2025年6月
10,000円+システム利用料

【リターン追加!】Sarashi works オリジナルTシャツ
「てとば美術館」のオリジナルTシャツを、五島で大人気の「Sarashi works」さん に制作していただきました。
背中には、てとば美術館の外観を描いたバックプリント。
さらに、Sarashi worksさんのロゴと te to ba〈手と場〉のロゴ もデザインされています。
シンプルながら、さりげなく美術館の存在を感じられる一枚。
五島の空気をまとったTシャツを、ぜひ手に取っていただけたら嬉しいです。
このTシャツが、てとば美術館が生まれるプロジェクトの一部として、多くの方に届いたら と思っています。
- 申込数
- 13
- 在庫数
- 87
- 発送完了予定月
- 2025年8月
10,000円+システム利用料

【未来へ応援】10,000円コース
プロジェクトの理念に共感し、純粋に応援したい方のためのコースです。支援金はすべてプロジェクトの実現に充てさせていただきます。
・感謝のメッセージを送らせていただきます。
・サービス手数料を除いたすべてを活動に使わせていただきます。
- 申込数
- 40
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2025年6月
プロフィール
te to ba <手と場>は、長崎・五島列島の福江島にあるカフェ、ゲストハウス、ウェディングプロデュースを手がける小さな拠点です。地元の食材を使った料理やお菓子を楽しめるカフェ、五島の自然に寄り添った宿泊施設、そして島の風土を生かした結婚式をプロデュースしています。 「ずっと住み続けられる島をつくりたい」をテーマに、訪れる人と島の人が自然に交わり、心地よい時間を過ごせる場所を目指しています。五島の魅力を未来へつなぐため、ここから生まれるつながりを大切にしています。











