8月、函館のパン屋さんへ。

妻の実家は青森県五所川原市です。

小さなりんご農園を営んでおり、出荷できない傷物のりんごを送ってもらい、セミドライにしてパンに入れたり、ジャムにして販売しています。

夏に帰省した折、足を延ばして函館まで行きました。

ずっと行きたかった「天然酵母パンtombolo」さんへ見学にお邪魔しました。

函館では他になかったハード系のパンのみを作るお店で、商売として成り立つか不安があったそうですが、今では有名店になっています。

当初は自らレンガを積み作った薪釜で焼いていたそうですが、窯の蓋を開けた時に出る煙と煤をキャッチするレンジフードが真上に設置できなかったとのことで、店内が煤だらけになったとのことから、現在は使用されていませんでした。

しかしパンを並べるディスプレイに薪釜の側面を活用されていて、薪釜はただパンを焼くだけでなく「魅せる薪釜」としてもその存在感を発揮できるんだということを実感しました。

なにより、大雨の降る寒い日でしたが、笑顔で迎えて色々なお話を聞かせてくださったご夫婦に、身も心も温まったのでした。