宮城仙台で生まれ育って。

プロジェクトもいよいよ残り10日と、終了日が近づいてきました。

沢山の方からご支援をいただき、遠く思えた目標にも近づいてきて、感謝と、嬉しさと、申し訳なさと、責任感と、不安と…色々な思いが交差しています。

皆さま、本当に本当にありがとうございます。

 

今回、石釜設置のために必要なリノベーション工事を施工してくださるのは、泉区市名坂に事務所を構える「negla設計室」の菅藤さんと高木さんです。

偶然にも、高木さんとは数十年前から顔見知りでした。

こんなところでご縁が再びつながって、夢の実現に共に歩めることになろうとは。

頑張っていらっしゃる姿に刺激を受けますし、心から嬉しく思います。

最近、そんなことがちょくちょく起きるようになりました。

中学時代の旧友と再会して、ともにイベントを立ち上げることが出来たり。

高校時代の旧友がお店に来てくれて再会し、新しい出会いをつなげてくれたり。

立ち上げたイベントでお世話になった方が、実は高校の先輩だったり。

さらにその方が、初めてバイトしたお店のオーナーと親友だったり。

父母がやっている少年野球チームに高校の後輩が来てくれたり。

中学時代にお世話になった先生から、パンの注文をいただいたり。

妻の同僚が、同じくneglaさんでお世話になっていたり…

 

新たに生まれた縁にも助けられますが、再びつながった縁にも助けられます。

そんなとき、ふと思うのです。

ああ、自分は、仙台で生まれ育ってきたのだなあと。

34年という、宇宙から見たら一瞬のような短い人生でも、ここで生きてきたんだなあと。

かつて、外への強いあこがれと、地元への強い嫌悪感で、一刻も早く誰も知っている人がいない場所に行きたいと北へ向かいましたが、

今は、知っている人が沢山いるこの場所が、とても心地よく感じます。

身勝手に後ろ砂をかけ唾を吐き飛び出したのに、挫折した自分を拒むことなく迎えてくれた宮城仙台という地に、恩返しをしたい。

そんな思いが非常に強く芽生えています。

※写真は、初オープンの日の一枚。