こんな展示方法も面白い。

作品は、直接真上からも内部が確認出来るような構造になっていて、重箱式に１階・２階・屋根が重なっています。

展示会では一般的に、これらを重ねた外観優先の展示方法を取っていますが、立体間取り作品と謳っているのに中が見えないのは残念とのご意見もあります。
じゃあ、屋根を外して間取りを直接見せたほうが良いのかと言うと、一見してその間取りが何をテーマにした作品なのかの判別が付きにくくなったりする弊害もあります。原作では全体的な間取りが描かれていないためなのです。
もう一つ、外観重視の展示方法を優先している理由は、家の中を覗いてみるというワクワク感を楽しんでいただくためです。普通は他人様の家の中を覗くという行為は禁じられていますよね。見えそうで見えないチラリズムが、これらの作品のもう一つの楽しみ方なのです。
また、画像のような展示もアリかと思うのですが、不特定多数の方が来場される場所でのリスクの問題もあったりしますが、展示会ではいろいろな楽しみ方を提案して行けたら良いかと思っています。