西成のこどものお風呂事情 ― お風呂が欲しい…！

西成のこどものお風呂事情 ― お風呂が欲しい…！

 

・家に風呂がなく、銭湯に行くお金もない。

 

・ガスが止められていて、親に「水風呂でいい」と言われるが、寒くて入れない。

 

・父親からのDVで行き場がなく、お風呂に入る余裕なんてとてもない。

 

・親が朝早くから夜遅くまで仕事をしていて、育児や家事をする余裕がなく、同じ服でお風呂にも入っていない。

 

・親の病気や障害で生活習慣を身に付ける機会がなく、長期間風呂に入っていない…。

 

このように、西成のこどものなかには、毎日お風呂に入るどころか週に1度くらい、ひどい場合は1カ月ぶりというこどももいます。

 

入りたくても入れないのに、学校で「くさい」「汚い」と言われるのを恐れて人と距離を置くようになり、さらにつながりを失っていくことも珍しくありません。

 

そのため、市営住宅でやっている現在の「にしなり☆こども食堂」でも、ユニットバスを使っていいよと気になるこどもをそっと誘導することがあります。

 

でも、今のユニットバスの広さでは一人か、親子で入ったらおしまいの広さ。

名指しで「あんた（の親子）だけ入り」というのも、そのこども（親子）を傷つけてしまいかねません。

 

なので、遊んで汗をかいた後などに「みんなで入っておいで！」って気兼ねなく言えるような広さのお風呂があったらな…と考えていました。

 

でも、このたび使わせてもらえることになった「老人憩いの家」は集会所だったので、（いくつもの洗濯機を置くスペースはあるのですが）お風呂がありません。

 

このスペースを改装して、何人かが一度に入れる広さのお風呂にできたらと考えています。

 

暑い夏、汗かいたらさっぱりしたい。寒い冬、冷え切ったら温まりたい。

そんな当たり前を、ふつうに経験してほしい。

 

お風呂に入れない子どもたちが、気兼ねなく入れるお風呂スペースを作る。そのためにもこのクラウドファンディングにご協力いただけると、とてもうれしいです。

 

どうぞよろしくお願いいたします。