
支援総額
目標金額 50,000,000円
- 支援者
- 2,052人
- 募集終了日
- 2019年4月30日
戦車探しの旅・ポナペ島との交渉の軌跡⑥
みなさまのご支援が積み重なり、本日の達成率は目標に対して13%になり、金額にして6,615,000円となりました。引き続きのご支援と、情報拡散へのご協力よろしくお願いいたします。
◇ ◇ ◇
引き続き本日も、ポナペ島レポートを。
南方の島々では、放棄された戦車や戦闘機はモニュメントとして、或いは観光資源として政府が管理しているケースが多いのですが、ポナペ島は違います。
ほとんどの車両が、現地の実業家・アダムス家によって所有・保存されているのです。
恐らくは1990年代までアメリカの委任統治領であったことも関係していますが、ポナペ島では経済的に影響力が絶大な実業家であるアダムス家が、亡くなった先代の想いを大切に守ってくれていることが大きな要因です。
創業者のアダムスさんが、建設技士としてオーストラリアからポナペ島にやって来て一番驚いたことは、日本人が小銃からトラック、戦車に至るまで国産装備でこの島に来ていた事実だったそうです。
それを知ってから、かつての敵国である日本の戦車をコツコツ集めて、いずれは博物館を創りたいと活動して来たそうですが、志半ばで他界されました。
それ以降、残されたご子息4名は「父の遺品である戦車は島の外に出さない」と決めたそうです。
今も、アダムスさんのコレクションは島内で大切に保存されています。
◇ ◇ ◇
例えば、この写真。ポナペ島の九五式軽戦車といえばこの写真が有名です。
というか、自分たちが拡散して有名にしちゃった感もありますが……(笑)。
ここは、戦車所有者のアダムス家の敷地内なので、許可なく立ち入りができません。しかしポナペ島のしかるべき観光ガイドさんを通じてお願すれば、見学は可能。
ご覧の通り、9台の九五式軽戦車が展示されています。
フェンスで囲まれた個人宅の敷地内で展示されていますので、部品の盗難やいたずらの被害もなく、しっかり管理されています。とはいえ、雨ざらしですから、天空の城ラピュタに登場するロボット兵のごとく、悠久の時の流れに溶け込み、自然に還るのを待っている、といった風情です。
場所は変わって、アダムス家の所有する整備工場にも戦車があるとのことで、見学させていただいた10台目の戦車がこちらです。
上部構造物も砲塔もないばかりか、エンジンも欠損している車体下部のみ。失われた部品は何処に行ってしまったのでしょうか? 気になります。
ここまで見せていただいた限りでは、「先代の遺志を継いで大切にされているとはいえ、野ざらしか……」と少し絶望的な気分になっていたのですが、次に案内された場所を見て、気持ちは変わりました。
後方の工場横の屋根下にあった程度の良い5台の車両です。屋根下での保管状況を拝見して、大切にしていただいていると感謝の気持ちが湧いてきました!
屋根下の雨に当たらない場所には、4台の九五式軽戦車と、九七式軽装甲車の車体と砲塔が1台分保管されていました!
その内の15番という番号が振られた車体は、最初にご紹介した9台とは明らかに違う、機械としてまだまだ頑張れるオーラを放っております。よく見れば、フロントフェンダーなどが残っていますね!
こちらの8番と番号が振られた車両の砲塔には、発煙弾発射機が付いています! 自分は初めて見ましたが、発発であってるのかな?いずれにしろ貴重ですね。
これは砲塔だけでも博物館に収蔵したい逸品です。
ということで、アダムス家の戦車コレクションは九五式軽戦車14台、九七式軽装甲車2台(うち一台は修復済み)の計16台ということになります。
九五式軽戦車は15番まで(九七式軽装甲車が16番と17番と思われる)番号が振られているのに、敷地内にあるのが14台。ということは、今回のプロジェクトの主役が15台目に該当するのか? それとも旧郵便局横に飾ってある一台が15台目なのか?
これがポナペ島の九五式軽戦車のすべてかな、と思っていたら、実はもう一台ありました!
……というのは次回のお楽しみです(つづく)
《戦車探しの旅・ポナペ島との交渉の軌跡 記事一覧》
リターン
10,000円

【1万円】修復後、展示の模様をご報告します!
・ボービントン戦車博物館での展示の様子を支援者様にだけ特別にご報告いたします(メールにて)
・お礼のメッセージメール
※1万円×複数口でのご支援も可能です(「このリターンを購入する」ボタンの先で、個数を選択できます)。
- 申込数
- 1,420
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2019年6月
5,000円

【5千円】お気持ちコース
・実行者からお礼のメッセージメールをお送りいたします
- 申込数
- 481
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2019年6月
10,000円

【1万円】修復後、展示の模様をご報告します!
・ボービントン戦車博物館での展示の様子を支援者様にだけ特別にご報告いたします(メールにて)
・お礼のメッセージメール
※1万円×複数口でのご支援も可能です(「このリターンを購入する」ボタンの先で、個数を選択できます)。
- 申込数
- 1,420
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2019年6月
5,000円

【5千円】お気持ちコース
・実行者からお礼のメッセージメールをお送りいたします
- 申込数
- 481
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2019年6月

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