【残り48時間】本日の御殿場は快晴でした！

クリスマスイブの本日、3年ぶりの開催となる陸上自衛隊「滝ケ原駐屯地」の開設記念行事にお呼ばれして来ました。広い駐屯地の中を歩いていると、広報展示用の戦後初の国産装甲戦闘車両「６０式自走無反動砲」に目が留まりました。

この車両は敗戦後に戦車開発を禁止された我が国が、戦後初の国産戦車（後の６１式戦車）の開発配備までの繋ぎとして開発、配備されたもので、米軍供与車両の技術を吸収しつつも、各部のデザインには戦前、戦中の日本戦車のDNAが息づいていると感じます。

大きさも重さも九五式軽戦車をほんの少し大きくしただけの車両に、106mm無反動砲2門を装備して、敵戦車に対して一撃必殺の待ち伏せ攻撃を行うという運用は、先の大戦で南の島々で辛酸をなめた戦車部隊からの「敵戦車を撃破できる戦車砲を！」という叫びを具現化したようにも思えます。その意味でも正当な日本戦車の家系図に欠かせない車両だといえまますが、すでに稼働状態の車両はありません。

九五式軽戦車と並べて見比べると、様々な気付きがあるに違いないこの車両も防衛技術博物館（仮称）に欠かすことが出来ません。皆さまのご支援を背景に、地元自治体、防衛省へ動態保管展示に向けて折衝を続けて参ります。そのためにも、ネクストゴール達成という目に見える成果が欠かせません。残り48時間を切りましたが、情報拡散へのご協力をお願い致します。

実行者：小林 雅彦