ホーム最終戦まで残り3日！緑の意志を継ぐ若きエース達の挑戦

 

□ 今こそ、最高の舞台へ！

- 今の東京ヴェルディを牽引する若き緑の戦士たち

 

2018シーズン明治安田生命J2リーグも、残り2節。1位から7位までが勝ち点差8の中にひしめく混戦の中、東京ヴェルディは首位と勝ち点差6、7位と勝ち点差2の5位につけています。

 

残り2戦、どちらも落とせない大事な試合です。

 

そんな大きな挑戦をしている私たちを支えるのが『若き緑の戦士』たち。
 

 

プロ3年目の井上潮音は、チームを牽引するアカデミー出身の選手の1人です。

 

小学生の時、東京ヴェルディジュニアの門を叩いた井上。そこからジュニアユース、ユース、そしてトップチームと、ヴェルディ一筋、生粋の緑の戦士です。

 

今季はここまで21試合に出場しています。
 

 

ゲームメイクが得意な井上ですが、昨季は積極的に攻撃に絡んでいき、チームに良い流れを呼び込むプレーや、2年目の若手ながらも、チームの中心選手としての自覚を感じさせるプレーを見せていました。

 

そのほか、2年目の渡辺皓太、ルーキーの藤本寛也などアカデミー出身の選手も次々と頭角を現し、若き緑の戦士たちに支えられ、私たちは今シーズンここまで戦って来ました。
 

 

 

□ 育成で掴んだ新たな強さ

- 進化するヴェルディらしさとは

 

こうしてユース出身の選手らが活躍するなか、半世紀に渡り脈々と受け継がれてきたヴェルディらしさ。

 

それは、『個』としての強さを追求する姿勢です。

 

圧倒的存在感を発揮すること。すなわち『個』としての強さを追求することこそ、伝統的なヴェルディらしさです。

 

こうしたヴェルディらしさは黄金時代を支えた
三浦知良氏、北澤豪氏の時代に色濃く反映され、いまもなお大切に受け継がれています。

 

そんなヴェルディらしさに新たな風が吹きはじめたのは数年前。

 

2012年から2014年にかけてユースチームを指導していた菅原智氏（現トップチーム通訳兼コーチ）は、ヴェルディらしさである『個』を伸ばす育成をすることはもちろん、さらに、『組織の中のひとり』という意識で、『チーム』を根底に見据えながら、『個』の強さを追求していくことの大切さを説き、アカデミーの選手たちを指導してきました。
 

 

そして今年、井上潮音がトゥーロン国際大会に出場するU-21日本代表に選出された際には、このタイミングでチームを離れることへの葛藤を口にし、私たちとしても、個人としての強さもさることながら、『チーム』という存在が選手の中に強く意識されていることを改めて実感しました。

 

今季の東京ヴェルディの強さは、まさにこうしたここ数年の組織の中での個の育成が成熟してきたのが大きな要因ではないかと思います。

 

 

□ ”強さ”を追い求めるがゆえの選択もある

- 応援と悔しさの狭間で過ごした2018年

 

こうして今季チームとしての成長を感じる一方で、私たちはさらに強いチームになるために必要不可欠な要素があることを改めて強く意識しました。

 

それは、一刻も早いトップカテゴリへの返り咲きです。

 

近年は若手有望選手の移籍が相次ぎました。

 

『個人の強さ』を追い求め、よりレベルの高い環境に身を置くためにと、

 

「同期のJ1での活躍を見ていると、自分も早くレベルの高い舞台で戦いたいと思うようになり、決断しました。」*4 と言う畠中槙之輔（現横浜F・マリノス）や、

 

「これまでの人生で一番悩みましたが、より厳しい環境でチャレンジしたいという気持ちが強く、移籍することを決心しました。」*4 と言う三竿健斗（現鹿島アントラーズ）など、

 

多くの選手がヴェルディを去っていきました。
 

 

J2に留まる限り、ヴェルディの未来を支える緑の意思を受け継いだ若者たちは、よりレベルの高い環境を求めて、クラブを去ってしまう可能性が高い。

 

もちろん、緑の意思を持ち巣立っていった選手をヴェルディは応援し続けていきます。
ただ、やはり、長い間ヴェルディでともに戦い、活躍してきた仲間を失うのは、本当に悔しい。

 

こうした思いを抱えながら、私たちは今季こそ昨季の雪辱を果たし、強いチームになると決意を強くしました。

 

 

□ 「ヴェルディはここにいちゃダメなんだ」

- そう話す選手がいるから、絶対に諦めない

 

今、ヴェルディはトップカテゴリーに進出できるかどうかの瀬戸際で戦っています。

 

『チーム』を意識させ、『個』を伸ばす。

 

そんな育成方針のもとで、監督の言葉を通じて、選手たちに『東京ヴェルディ』というチームの重みが、より伝わっている今、若手選手の口から、「ヴェルディはJ2にいちゃダメなんだ」という声が聞こえてくるほど、育成の結果が出始めています。

 

今ようやく、ヴェルディはもう一度トップカテゴリー進出を叶えることができるだけの力が備わってきていると、自信を持って言えます。
 

 

これまで支えてくださるファン・サポーターのみなさまのために、そして、アカデミー出身の仲間たちが、東京ヴェルディで活躍する姿を見続けるために、新しい強みを見つけ進化したチームの力で、最高の場所へ返り咲きたい。

 

どうか、みなさま熱き応援をよろしくお願いします。
そして、このみなさまと歩む軌跡を一冊にまとめるためのプロジェクトも、ぜひ応援していただけたら幸いです。
 

↓↓プロジェクトの詳細はこちら↓↓

https://readyfor.jp/projects/verdy50th

 

 

*1：
東京ヴェルディHP、SCHOOL、概要、指導ビジョンよりhttps://www.verdy.co.jp/content/school/outline/
*2：
東京ヴェルディHP、NEWSより
https://www.verdy.co.jp/news/7079
https://www.verdy.co.jp/news/3458