コロナ禍とオーケストラ

落合陽一×日本フィルプロジェクトを応援いただきありがとうございます。クラウドファンディングはいよいよ残りあと4日、《醸化する音楽会》まであと21日となりました。一人でも多くの方に、このコンサートに参加していただきたい、と心から願っております。引き続きの応援よろしくお願いいたします。

落ち着かない世の中、不安が消えない状況の中で、私たちはなぜ「生の音楽の体験」に戻ろうとしているのか。それは落合がコメントしている通り、「1年半も縛り付けられているこの世の中」で、生の体験の価値を絶やしたくないから、です。そして「生の体験の価値」の重要性は、コロナ禍の長期化に伴ってますます強くなっています。

落合陽一×日本フィルプロジェクトVOL.5《醸化する音楽会》告知ムービー【落合陽一編】

身体で体験することの「喜び」は、いま苦しい生活を強いられている私たちにとって、とても必要なものではないでしょうか。文化芸術団体は、その「生の体験の機会」の種火を絶やさぬよう、可能な限り演奏会を続けています。

もちろん、不安な気持ち、守りたいものや人を大事にする気持ちを押しのけてまで、「音楽会にいらしてください」とは申しません。しかし文化芸術は、一度活動を止めたらそこで止まってしまいます。だからこそ、ほかの文化団体もたいへん厳しい状況の中活動を続けています。
日本フィルも、昨年4か月にわたる活動休止で「存続の危機」と呼べる状況に陥ってしまい、その影響はいまだに続いています。

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幸いコンサートホールは、科学的検証を経て安全性が認められ、緊急事態宣言下でも一定のルールを確保しながら公演を行うことができています。日本フィルも1年半にわたり、演奏中だけでなく、楽屋での演奏準備の時間に至るまで、たいへん厳しいルールを設定して感染防止に努めています。

また客席の皆様にもブラボーをお控えいただいたり、ロビーでのお客様とスタッフとの接触を可能な限り排除するなど、皆様にご協力をお願いしながら厳格なルールで公演を行っています。（このため、今年の音楽会では、スタッフの補助が必要な対面型のイベントやサービスをすべて控え、いまの状況下でできる「体験」の準備を粛々と行っています。）
 

落合陽一×日本フィルプロジェクトを「とにかく継続していきたい」、この素晴らしいチームで行うチャレンジの機会を絶やしたくない、一同そう願っています。そして十分なチャレンジによって、オーケストラや音楽を楽しむ機会をもっともっとアップデートしていきたいと思っています。
「大切なもの」は人それぞれです。でも、音楽もいいなあ‥と思う方々に、少しお気持ちを寄せていただけると嬉しく思います。
音楽会の当日は、皆様の心を何かで満たすこと間違いありません。

どうぞ皆様のご支援によってプロジェクトを成功させ、継続させてください。心からお願い申し上げます。