助成先団体活動報告：一般社団法人青草の原 れもんハウス

個別の支援を対象とする一般枠とは別に、有効な支援策・ 制度づくりにつながる活動に助成する若者おうえん基金の 「先駆的実践枠」。第５回助成で採択された活動についてご紹介します。

一般社団法人青草の原 れもんハウス

生きづらさを抱える子ども・若者が安心できる居場所「れもんハウス」の運営

◎所在地：東京都

◎助成額：2,400,000 円 

◎支援事業の概要 

さまざまな生きづらさや孤独、息苦しさを感じている若者が、一人ではないと体感し、生きる希望を見出せるような安心できる居場所であり、他者と出会える場をつくる取り組み。活動拠点となる新宿区西新宿の一軒家「れもんハウス」では、若者たちに対する居場所支援や「れもん留学」という名のショートステイの受け入れ、支援者同士のつながりづくりの活動などをおこなっている。また、れもんハウス近隣の一般家庭での「ご近所ごはん会」など、地域で子どもや若者を支えることができる体制づくりにも取り組んでいる。

◎事業の成果

2023 年８月〜３月の期間でのべ1043 名がれもんハウスに来所した。数日間の寝泊まりをれもんハウスでおこなう「れもん留学」の利用は、54 件124 泊。新宿区の子どもショートステイ／トワイライトステイの受け入れや若年の親子のショートステイ受け入れもおこなっており、ショートステイ（12 歳以上の利用）15 件24 泊、親子ショートステイ（30 歳以下の母とその子ども）１件１泊の利用があった。また、支援者同士のつながりづくりとして、Shinjuku Supporter's Gathering（全１回・６名参加）、アルイル×ハブ研究会（全５回・各回15 〜20 名参加）、その他の交流会（全３回・各回10 〜20 名参加）を実施。

団体ホームぺージ：https://aokusa.or.jp/lemon-house