家賃0円ハウス 暮しのすべてが無料の生活圏をつくりたい

支援総額

2,197,000

目標金額 2,000,000円

支援者
120人
募集終了日
2021年4月30日

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2021年03月03日 10:19

家賃0円ハウス|第5回|農地の高すぎ贈与税をすり抜けよう

 

 

 わたしはよく家をもらいます。いまアトリエにしている物件とこれから始める家賃0円ハウスはタダでもらいました。せっかくタダでもらったのに税金はかかってしまいます。贈与税と不動産取得税です。不動産取得税はたかが知れてますが、贈与税は高いです。贈与税とは家や土地をプレゼントされたものにかかる税です。0円でもらってもかかし、たどえば不動産評価額が200万円の家と宅地を百円で買っても贈与税はかかります。199万9千9百円はプレゼントしたとみなされて贈与税が加算されます。とはいえわたしは不動産評価額が300万円の家をタダでもらって、節税しまくって4万円でてにいれたことがあります。4万円ならぼろいアパートの1か月分で、2階建て5DKの一軒家を手に入れたことになります。ラッキーです。この世界がラッキーにあふれています。この課税社会を恐れず愉快にすり抜けてください。

 

 いま家賃0円ハウスでもらう予定の1000坪の土地は、農地で登記されています。この農地の贈与税がクソ高いのです。ですが節税はできます。かぎりなくゼロに近づける方法はあります。これはわたしが誰かから受け取った知恵です。知恵は湧き水です。ソクラテス先生は、欲望ではなく知恵を求めなさいと哲学しています。人間が欲望を持つことは当然のことだし、悪ではないと思います。ですが欲望は個人的に享楽しただけで終わってしまいます。知恵は誰かに伝達するものです。知恵は単なる答えや情報でもありません。人間に考える力をあたえるものです。自分の中の宇宙から発生して世界を感化するものです。

 


 

 

 これからわたしの知恵を書きたいと思います。

 いま家賃0円ハウス予定地の贈与の手続きが進んでいます。家屋と宅地の不動産評価額は390万円ほどでした。

 

 390万円(不動産評価額)×1.1(贈与税の掛け率)=429万円

 

 429万円の10%(贈与税率)=42万9千円

 

 42万9千円が贈与税の金額です。ちょっと払うのが痛い金額ですね。これだけ日本中に土地や家が余っていて、持ち主不明の物件がふえて困っているのに、贈与税がこんなに高いのです。これでは若い人たちにとっても、家をもらうことが高いハードルになってしまいます。全国に有り余ってる空家がまったく循環しませんよね。詳しくは知りませんが、いま空家を国に返納できるシステムをつくろうとしています。戦後のスクラップビルドで経済成長して社会で、家を建てまくる土建国家だったのです。建てすぎて収集がつかなくなったら、今度は家の持ち主からお金を取って回収しようとしているようです。仕組みが狂ってます。普段わたしたちは細かい税金を払っているんだから、家を手放しときと活用したい人がいるときに課税するのは変ですよね。なんでもかんでも課金することが真面目で正義みたいな社会になりすぎています。
 わたしにとって家を0円でもらったり家賃0にする行為は、この真面目腐った社会の中にある最高のギャグなのです。ガッツリ贈与税を加算されてしまうとただのブラックジョークになってしまいます。先日も、わたしに出資してくれるお金持ちの人に

 

「お金持っている私より、村上くんのほうが豊かな生活をしているよ」
 

 と言われました。
 ギャグこそわたしは気品高くカマしたい。センスのあるお金持ちはこの最高のギャグに気がついています。わたしはこのギャグをミュトスと呼んでいます。ミュトスとは創作物語のことです。ここに書いていることも現実かどうかなんてわたしにとってはどうでもいいことです。社会現実はウソであふれています。ミュトスも創造した話なのでウソではあります。しかしミュトスは自然から湧きあがってきた言葉なのです。わたしは意識的ではない言葉を書こうとしています。感覚によって紡ぎだされた言葉です。大地は税で管理できるものではありません。管理から抜け出す自然な思考をめぐらせてください。そこには贈与税を節税できる抜け道があります。贈与税は1人につき基礎控除が110万円あります。つまり不動産評価額が110万円以下なら贈与税がかからないのです。ですので家は一人で登記しなければいいのです。なんでもかんでも独り占めしてはいけません。家も土地も独り占めをせずにオープン&シェアでいきましょう。たとえばわたしの家族、妻のミワコちゃん、娘のゆもちゃんの3人と、わたしの弟のたかちゃんもあわせて4人で家を登記したとします。

 

 390万円(不動産評価額)÷4人=97万5千円

 

 先ほども申し上げたとうり基礎控除110万円あります。1人につき贈与された家と宅地は97万5千円ですので、贈与税は免除されます。やりました! 0円になりました。あとは不動産取得税が390万円の3%かかります。11万7千円の税ですね。不動産取得税は逃れられません。もともとタダでもらった物件なのでこのくらいの金額なら安いでしょう。まあ、オッケーとしましょう。6万円のワンルームマンションに2ヶ月住むより安いです。しかし今回は新たな法の落とし穴がありました。
 1000坪の土地があって農地で登記されています。評価額は110万円くらいです。この金額ならまた所有者を4人にすれば贈与税も免れるかと思っていました。
 ですが農地の掛け率は6.8倍だったのです。家賃0円ハウスは山間にある土地なので掛け率は最低金額でした。まだマシだったのです。
 これが国道沿いの農地だと贈与税は31倍だそうです。それでは100万円の農地でも310万円も税金を払わなければいけません。こんな税率では自分の土地で畑をしたい若い人にはなかなか行動に移せないでしょう。せっかく土地を手放して誰かに0円で循環させたい人の行為も淘汰されません。


 110万円(農地の不動産評価額)×6.8= 748万円

 

 これに加えて

 

 429万円(家屋と宅地の贈与税率込みの不動産評価額)+748万円

 

 ですので

 

 合計1177万円の10%が贈与税率です= 117万7千円

 

 これにくわえて

 

 行政書士への報酬 20万円

 

 農地の不動産取得税は安かったです。不動産評価額の2分の1は控除してくれるそうです。

 

 110万円(農地の不動産評価額)÷2= 55万円

 

 55万円の3%が不動産取得税率です= 1万6千5百円

 

 家屋と宅地の不動産取得税は11万7千円


 すべてを合計すると

 

 121万3千5百円

 

 これが今回、1人で贈与してもらった場合にかかる家と農地をタダでもらってかかる費用です。国は農作放棄地をなんとかしたいんじゃなかったんでしたっけ? わたしは誰も使っていない土地を使って、畑をしたいという若い人たちのために場所を使ってもらいたいだけです。この税率は気が狂っています。しかし文句ばかり言っても仕方ありません。こういうときは合法的に知恵とミュトスにあふれる作戦を立てましょう。
 所有者の登記をたとえば11人でします。すると贈与税から逃れらてます。しかし農地の登記申請は因島では少し厳しいそうです。ちゃんと農業はやる意思があるものでなければ、土地の登記の書き換えができないこともあるそうです。幸いラッキーなことに我が家は全員、畑をしています。そしてわたしの両親も因島で畑をしています。わたしと、みわこちゃん、ゆもちゃん、たかちゃん、母の松子さん、父ヒロシの6人で登記することにしました。

 

 748万円÷6人=124万円

 

 124万円の10%=12万4千円
 
 117万7千円だった贈与税を12万4千円まで抑えることができました。もし7人で割ることができたら贈与税もゼロにできます。今回はどうやら1000坪の農地と8LDKの豪邸を手に入れるためにの税金や手続きにかかる費用は

 

 ・贈与税 12万4千円
 ・不動産取得税 15万6千円
 ・行政書士さんへの報酬 20万円

  合計 48万円

 

 まだまだけっこうな額ですが、費用を半分以下に抑えることができました。もし贈与税は7人で割れて、登記の手続き(今回は家主さんにどうしても行政書士と通して手続きしたいという条件であったため)も自分でやった場合は15万円にまで税金を抑え込むことができます。

 月5万円のアパートに住んでいる人だったら、家賃3ヶ月で豪邸を手に入れることができたことになります。わたしは東京で家賃14万円のマンションに住んでいたので4ヶ月分で、贈与の手続きにかかる費用48万円を越える金額になります。とても安い買い物だったかもしれません。ですが痛い出費ではあります。でも払うしかない! と腹をくくったところで電話がかかって来ました。鎌倉に住む家主さんからです。

「大樹さん、申し訳ないだけど。農地の贈与はちょっと待ってくれないですか? じつは若いときから自分の手で小屋を建ててみたいっていう夢があるんですよ。その小屋は因島の農地に建てたいと思ってたんですよね。もう私は若くはないし、できるかどうかはわからないだけど。もちろん家屋と宅地はいらないのでもらってほしんですよ。農地だけ0円でお貸しするという感じにしてもらってもいいですかね?」

 なんだか、わたしは福音の電話をもらったような気分になりました。とりあえず農地の税金に悩まなくてオッケーになったのです。これで一気に税金が安くなります。贈与税はゼロです。

 

・不動産取得税 10万500円
・行政書士さんへの報酬 20万円

 

 合計 30万500円

 

 農地も、もし家主さんが小屋を建てるのを諦めたときには贈与してくれるそうです。そのときは農地だけ分割して登記したことになります。

 

 110万円(農地の不動産評価額)×6.8= 748万円

 

 748万円だと7人で登記したら贈与税もゼロになります。行政書士さんに依頼せずに、税務署と相談しながら自分で登記すればたったの11万円くらいで、1000坪、8DKの家屋と土地を手に入れることができます。

 しかもこれから家賃0円ハウスの農地で畑で色んな若者たち耕作するでしょう。その頃に登記すれば農業委員会の審査も通りやすくなっていると思います。ラッキーです。家主さんの小屋を建てたい想いがわたしに循環しています。お金を払って業者に頼んだら何でもできてしまう社会で、手づくりという運動は知恵でしかありません。家主さんの知恵に感謝しています。それにわたしは土地を所有したい訳ではまったくないので、手に入らなくでもぜんぜん大丈夫なのです。

 

 とにかく農地の贈与税は高すぎるので、これから農業をはじめたい人たちのために税率をどうにかしてほしいです。仕組みをつくると平等さや治安が生まれます。だけどその統治はすぐに腐ります。過去の歴史を振り返ればわかることです。どんなに優れた仕組みを持った文明もすべて滅んでいくのです。いまの仕組みはもうアホとしかいえません。あ、汚い言葉を書いてしまいました。うふふ。いけませんね。文句を言っても何も変わりません。知恵を湧きあがらせて、アホな仕組みをすり抜ける必要があります。農地は分割で年をまたいで少しづつ登記していったらいいかもしれません。税務署から「最初から一括で贈与してもらうつもりだったのに節税のために分割登記してるでしょって」ツッコミがはいる可能性もあります。分割で登記せざるおえない理由があれば大丈夫でしょう。ウソはいけませんが、きっと何らかの理由はあるはずです。その言葉を家主さんから引き出しましょう。知恵をめぐらせて家主さんと対話することをしてください。

 

 わたしは、もし農地が手に入ったとしたら、若い人たちにゆずってもいいと思っています。家賃0円ハウスの畑で野菜をつくるのが楽しい人がいたら一緒に登記してほしいとさえ思っています。いずれ、わたしがその登記から抜けたらその子は、タダで税金もとられずに1000坪をゲットしたことになります。素晴らしいと思います。クソ真面目で窮屈な社会におこったゼロの奇跡です。まだ若いあなたは知恵に耳をすませて奇跡をおこしましょう。なんでもかんでもお金がかかるのはおかしいです。

 

 このお金を稼ぐことだけがミッションと化してしまった平坦な社会から逃れたい人はいますか? あなたがもしそう感じているなら、やるべきことが2つあります。それは自分で考えて行動できる自由な時間を持つことです。とりあえず家賃0円ハウスに住めばその時間は確保できます。お金は重要ではないですが、ちょっとだけ計算しておくべきことがあります。それは1年間にかかっている生活費の計算です。そのコストは簡単に減らせます。なぜならコストはただの概念だからです。概念は意識だけでつくられたものです。意識だけを肥大化させてはいけません。意識だけで生きるのを減らしましょう。感覚を研ぎ澄ませてください。手で何かに触れてみてください。コンクリートを触ったときと、木に触れたときに感じたことを言葉にしてください。言葉だけで言葉を生み出さないでください。言葉だけでいまの社会は統治しすぎています。だから都市封鎖さえすればウイルスを抑え込めると本気でアホなことを考えているのです。言葉だけで命を守ろうとしています。あ、話が脱線してしまいました。脱線は素晴らしいことです。脱線は感覚が拡散しているときに起こるからです。感覚的な暮らしは人生を豊かにします。たとえば1年で100万円あれば十分に豊かすぎる暮らしをつくることもできます。50万円だってできます。その最低限、お金をどうやって生み出すのか? この計算だけをしていれば、あとは気楽に生きることができます。おそらくそれぞれに計算方法や生活コストは違います。忘れないでほしいことがあります。あなたが一番、心地よくて楽しいことをしてください。朝起きて心が躍ることを最初にしてください。その楽しいことはいつもあなたを見守ってくれています。助けてくれます。楽しく手をつかって集中してください。そうすれば必要なお金なんて簡単に手に入ります。そう信じ込んでください。資本主義がぶっ壊れるまで、楽しいことだけをやって生きてください。そうすればあなたは、このヘンテコな社会を生き延びることができます。

 

 ・自分の感覚に集中できる時間をつくる
 ・1年間にかかる生活コストの計算
 ・1年にかかるお金を集中したことで楽しく生み出す方法を考える

 

 この3つがいまの息苦しい社会でできる最大限の抵抗です。資本主義が腐り切るまで、この3つの知恵で生き延びてください。
 ジャック・デリタの『動物を追う、ゆえに私は(動物で)ある』という本をいまペラペラとめくっています。デリタはどうやら「人間は死なない」と思考していたようです。人間をふくめた生命は「死ぬ」のではなく「果てる」のだとデリタは問いをひらきます。形が果てても生きているものがあります。それは記憶なのでしゅうか。プラトンなら不滅の魂と説いたでしょう。それとも体が燃えたあとに残る灰なのか。道元はそう思考しました。灰にはわたしの記憶がまだある気がします。デリタもそんなことを哲学していたのかもしれません。生き延びとは生の概念を伸ばすことです。肉体と感覚をどこまでも拡張しましょう。人間はお金で生きている訳ではありません。先はほど述べた3つの知恵のなかでもっとも重要だとわたしが感じているのは、「感覚をもって集中できる時間」を誕生させることです。

 

 

 家賃0円ハウスは、いまの腐りかかった社会を、生き延びるための計算と手の持続運動の概念をひろげる場所です。あなたたちが楽しそうに生きている姿が浮かんできます。いつでもここで待っているよ。

リターン

30,000


原画『欠けた何かをおぎない合うこと』

原画『欠けた何かをおぎない合うこと』

○原画『欠けた何かをおぎない合うこと』
岩絵具/顔料/色紙
242×273mm

○書籍『家賃0円ハウス』+お名前クレジット&作者のサイン付き

申込数
0
在庫数
1
発送完了予定月
2021年9月

30,000


原画『Sympathy for The human』

原画『Sympathy for The human』

○原画『Sympathy for The human』
岩絵具/顔料/色紙
242×273mm

○書籍『家賃0円ハウス』+お名前クレジット&作者のサイン付き

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2021年9月

30,000


原画『欠けた何かをおぎない合うこと』

原画『欠けた何かをおぎない合うこと』

○原画『欠けた何かをおぎない合うこと』
岩絵具/顔料/色紙
242×273mm

○書籍『家賃0円ハウス』+お名前クレジット&作者のサイン付き

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原画『Sympathy for The human』

原画『Sympathy for The human』

○原画『Sympathy for The human』
岩絵具/顔料/色紙
242×273mm

○書籍『家賃0円ハウス』+お名前クレジット&作者のサイン付き

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2021年9月
1 ~ 1/ 48


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