残り30日！キョンキョンも応援しています！

　野生のヤンバルクイナたちも、朝の目覚めとともにキョキョキョキョキョと甲高い鳴き声で元気に鳴いています。
　やんばるの亜熱帯林は、ヤンバルクイナやノグチゲラ、ヤンバルテナガコガネなど世界中でここでしか見られない動植物を育み、「奇跡の森」と称されています。

　世界自然遺産登録は、地域の人々の暮らしを支え、文化を育てたこの自然を、世界の宝として次世代に受け継いでいこうという世界の意思決定ですね。

　これまでの日本の4つ(知床、白神山地、小笠原諸島、屋久島)の世界自然遺産は、原生的な環境が世界に評価されて登録に至り、人里からは離れていました。それに対して、やんばるは人と自然との距離が非常に近く、長い歴史の中で、人が森林を手入れして維持されてきたエリアになります。

　最近は、原生的な自然だけではなくて、人が手を入れて維持してきた自然も世界自然遺産に登録される、推薦される事例も出てきています。

　やんばるのように地域住民が主体的に自然保護に参加・協力したことで希少種や自然環境が守られ、自然遺産の守り手となってきました。
　また、次世代を育てる環境も安田小学校への「山村留学」や辺土名高校環境科への「地域みらい留学」で門戸が開かれており、「人の暮らしと自然が共生する世界自然遺産」という世界モデルになり得る可能性を秘めています。

　面積では日本のたった0.1%しかない沖縄島北部に、日本で確認されている野鳥の3割もの種類が生息しています。

　今回のクラウドファンディングで「ヤンバルクイナの命をつなぐ」取り組みは、ヤンバルクイナがやんばるの生き物の代表選手であるため、ヤンバルクイナにまずはフォーカスしました。
　
　その代表がヤンバルクイナ生態展示学習施設に来れば、いつでも会える「クー太」(4歳)になります。

　
　先代、「キョンキョン」は2019年11月23日に皆さんに惜しまれながら、引退しました。

　今も元気にヤンバルクイナ飼育・繁殖施設（非公開）で余生を過ごしております。
　
　今回は皆さんからの応援コメントでも度々登場した「キョンキョン」の最近の様子を飼育員に写真を撮ってもらいました。

　ヤンバルクイナを守る事で結果として、やんばるの森全体の生き物や植物を守る事に繋がります。
　
　今後ともご支援のほど、宜しくお願いいたします。