桐生にて

本日時点で支援者が100名を突破！皆さまからのメッセージに目を通していても、結の輪がじわじわと広がっていることを実感します。これまでご支援いただいた皆様には、重ね重ね感謝申し上げます。

 

さて、4/19（月）は、JR桐生駅の構内にあるシェアスペース「オーライ」で、地元で大人気のパン屋さんThe Bakeryさんとの共同企画を開催。結群馬は、その名の通り県全域を対象にした取り組みですが、私の限られたネットワークゆえ、どうしても活動が前橋に偏りがち・・・。どうしたものかと悩んでいた矢先に、かねてよりお世話になっている店主の阿久津さんよりお声がけいただいた次第です。渡りに船とは、このことですね。

 

 

阿久津さんからご一報いただいた際、その衝撃のオファー内容に、私は思わず目を疑いました。

 

「うちで作ったパンセットを限定20セット販売するので、そこから原価を差し引いた全額を結プロジェクトさんに寄付しますね」

 

これを神対応と呼ばずして、なんと表現したら良いのでしょうか。素人が下手なことは言えませんが、阿久津さんのような職人がパンを作るために費やす労力、時間、そしてそこから絞り出されるわずかな利益は想像するに余ります。その汗と情熱の結晶であるパンの販売額を、私たちのこの活動に託してくださる。

 

 

このオファーをいただいた時、まさにこのプロジェクトの究極的なゴールである、助け合い、支え合いの精神「結」の体現者をそこに見出しました。阿久津さんから受け取ったものは、お金に換算できない大きなギフトです。

実は、この「オーライ」というシェアスペースは、今年4月に始まったばかりとのこと。通勤、通学のピークタイムを過ぎた駅は閑散としており、正直、現地に到着した私たちも一抹の不安を覚えました。ところが11:00の開店と同時に、どこからともなくお客様が続々と現れるではないですか！数名にヒアリングしたところ、予想通りThe Bakeryさんのお客様で、この日もSNSの投稿を見て駆けつけたそうです。やはり、阿久津さんのような精神の持ち主から生まれる商品や店舗には、その魂がしっかりと宿っており、着実にファンが広がっていくということなのでしょう。結果、一時間足らずで完売となりました。

 

私より少し歳下だったはずですが、阿久津さんからは、本当に多くのことを学ばせていただいております。彼のような人物と知り合えただけでも、群馬に移住してきてよかった、と思えた桐生の一日でした。本当にありがとうございました。感謝が尽きません。