ゆらりが保護した猫ちゃんのエピソード④痩せて汚れている三毛猫シフォン

ガリガリに痩せ、クシャミが止まらない状態の悪そうな三毛猫を保護できないかという相談がありました。

今は亡き理事が保護に向かいましたが、警戒心が強く、なかなか近づくことができませんでした。それでも諦めず、毎日通い続け、1ヶ月かけてようやく保護することができました。

あまりにも痩せてボロボロなので、まずは妊娠していないことを病院で確認しました。そのうえで、体調面を考慮し、体力をつけてから不妊手術をすることにしました。

しかし、実は病院で確認した時は妊娠初期見つけられず、2ヶ月ほどたったころに出産してしまいました。

4匹の子猫を産み、1匹は残念ながらすぐに亡くなってしまったのですが、3匹の子猫を立派に育て、子猫たちはそれぞれ素敵な家族に恵まれました。

そして今度はママ猫シフォンの番です！

保護当初は全くといっていい程人馴れしてなかったのですが、シェルターゆらりんちで人馴れ修行をし、譲渡会で素敵なご縁に恵まれ、今は間違える程きれいに、安心して幸せに暮らしています。

年に3〜4回妊娠可能な猫たち。
妊娠、出産を繰り返すメス猫は、命がけで子猫を身篭り育てます。食べれる保証もなく、時には安全な場所も奪われ、身を削るように本当に命がけで子猫を育てる母猫たちがたくさんいるのです。

お外での暮らしは過酷で、人知れず消えていく命もあります。

過酷な環境で生きる猫たちが1匹でも多く、安心できるあったかいお部屋で美味しいもの食べて幸せに過ごして欲しい。そう願ってやみません。

●シフォンの里親様よりメッセージ

これからも大切に、愛してくれるご家族と一緒に、幸せに暮らしてね！