
私立豊川高校で「生徒が主人公」の教育実践に取組んだ金城恵忠氏は、1990年~95年に100万人の子どもと市民の力で黄柳野(つげの)高校を設立しました。当時、子どもの不登校や中退が増大していましたが、行き場がありませんでした。黄柳野高校は「子どもの権利条約」の実践校として、そうした子ども達を積極的に受入れました。
2010年、金城氏の呼びかけで農業生産法人つげ野グリーンファームが設立されました。現在は愛知県豊川市に約80アールのハウス、温室を保有して7名のスタッフで「小松菜」を生産しています。 法人の目的は、日本国憲法の「人間の尊厳」をめざして、「若者が農業で自立するのを支援する」ことにあります。2022年半ば頃より、毎年10名ほどの若者の農業研修を計画しています。同時に、自立した若者が出身地にもどり、あるいは東三河の市町村、中山間地に定住することを願っています。