
バルカン室内管弦楽団は日本人指揮者柳澤寿男が2007年にバルカン半島(特に旧ユーゴスラヴィア)の民族共栄を願って設立したオーケストラ。2009年5月、コソボ北部ミトロヴィッツァにおいて国連コソボ開発計画等の協力の下、コソボ紛争後初となる民族混合オーケストラの歴史的コンサートを実現。以降、年に一度世界各地でWorld Peace Concertをと称し、ジュネーヴ国連欧州本部をはじめ、ウィーン、ローマ、ベオグラード、サラエボ、ニューヨーク、東京などで開催し、諏訪内晶子氏(ヴァイオリン)、パスカル・ロジェ氏(ピアノ)等、世界的音楽家と協演を続けている。バルカン室内管弦楽団は紛争後交流のなくなった各民族間の貴重な音楽の架け橋になっており、「国・民族・宗教」を乗り越えた隣人との「共存共栄」をメッセージにWorld Peace Concertを続けている。