
折立地区(おりたて)は震災では、多大な地滑り地となり、ひと地域がほぼ全滅といっても過言ではありませんでした。
私は隣の中央自治会会長として避難場にての活動と情報を集め400世帯の安否等々に走る日々でした。
崩れた家の塀には産まれて数週間の仔猫が2匹、互いのお腹を吸っておりました。
良く見ますと生きるために吸っていたのは傷になった患部の膿としか見えませんでした。
2匹は自宅にて保護しましたが、犠牲は人間だけではないと思い知らされました。
その数年後に会長職を終えました。あの震災が本格的にネコや犬の保護に関わる事となりました。