百年記念塔の塔体が完全に無くなったことを受けて　　——　代表メッセージ

ご支援して頂いた皆様へ

お世話になっております。北海道百年記念塔を守る会の野地秀一です。

解体工事の進んでおりました、北海道百年記念塔ですが、8月２日に塔体が完全に解体されました。建設されてから52年間、北海道の発展を見守ってきた百年記念塔が無くなってしまったことが本当に残念で、無念でなりません。弊会の活動は百年記念塔を守る活動でしたので、歴史と先人たちの思いの詰まった百年記念塔が無くなってしまった以上、その役目を果たせなかったことを深くお詫び申し上げると共に、クラウドファンディング（CF）を始め、全国からのご支援を賜ったことに、深く感謝申し上げます。本当にありがとうございました。

　さて、これからの活動は現在継続中の解体差し止め訴訟の控訴審と特別抗告を継続して、北海道の決定に問題は無かったのかを司法に判断を仰ぐことになります。控訴審は近々結審し、判決が出ると存じます。前述のCFにおいて多くの御浄財を賜り、最高裁までの費用は確保しておりますので、最後まで闘い抜こうと考えております。現在進行中の訴訟の経過や今後のアクションにつきましては、適宜レディーフォー社のクラウドファンディングのページ等にアップデイトして参りますのでご確認くださいませ。

塔体が無くなった以上、訴訟の継続は無意味というご意見も有ろうかと存じます。しかしながら、今回の決定に至った行政側のプロセスの検証という意味でも今後も訴訟を継続することが大切と考えておりますので、ご理解の程宜しくお願い申し上げます。

　塔体が無くなり、厚別で生まれ、毎日百年記念塔を見て育った者としては、心にぽっかり穴が開いてしまった感がございます。本当に残念でなりませんが、これからも活動を続けて参る所存です。引き続きよろしくお願い申し上げます。

北海道百年記念塔を守る会　野地　秀一