プロジェクト責任者 米良からご挨拶

今、世界で必要な医療が受けられない人は約36億人。世界の人口の約半数が基礎的な医療を受けることができていません（＊1）。貧困、紛争、自然災害、地理的環境に加えて社会的・文化的環境など医療を阻むいくつもの要因により、多くの人々の健康が脅かされ、命の危険にさらされながらも、医療的なケアを受けられない状態にあります。
私たち世界の医療団は、このように医療につながっていない人たちを医療につなげる活動を国内外で行っています。現在、私たちの仲間が74ヶ国で、330のプログラムを実施しています。世界の課題には、要因が複雑に絡み合い長期的な支援が欠かせないものが数多くあります。また、突発的に発生する自然災害への対応には、安定した財政基盤が必要です。
今回、一人でも多くの方にマンスリーサポーターとして私たちの支援活動を支えていただきたく、READYFOR継続寄付のページを立ち上げました。

必要な医療につながれない理由は本当にさまざまです。医療にただつなぐだけではなく、その理由を探り、実際にどういったことが問題・課題なのか考えることも重要です。
私たちは現地で支援するだけではなく、その活動や状況を積極的に発信することも大事だと思っています。

この新着情報では、難民支援だけでなく私たちが実施している活動全般を広くお伝えし、皆さまと一緒に医療支援に取り組んでいきたいと思っています。

世界のすべての人々が、当然の権利として医療を受けることができ、健やかに生きることができるよう、ぜひREADYFORでの継続支援をはじめてください。

世界の医療団 日本
事務局長
米良　彰子

＊1 ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ（UHC）に焦点を当てる：グローバル・モニタリング報告書（2017年）