【活動報告】病院への受診同行や医療費について

こんばんは。

 

私たちのクラウドファンディングへのご寄付、応援をありがとうございます。本日は、受診同行や出産に関わる費用についてお話しようと思います。

 

私たちの法人に繋がり病院を受診しようと思っても、経済的困窮から医療機関を受診出来ずに過ごしている女性がいます。相談の多くは妊娠や出産に関する主訴ですが、相談内容によっては内科やメンタルクリニックなど別の診療科への同行もしています。

 

妊娠や出産の場合、病院やクリニックによって出産費用は異なります。数万単位で差があるので、少しでも費用を抑えるために連携しているクリニックや病院に繋ぎます。相談に繋がった女性の中には法人が受診費用を肩代わりすることもありますが、受診に必要な医療費は助成金や皆さまからの寄付金で賄なわれています。

 

妊娠したことを家族にも、子の父親にも言えずに頼れる人がいない中で不安と向き合い生きている女性たちがいます。相談出来ずに未受診のまま、中絶週数も過ぎ30週後半で相談に繋がりシェルターで保護したケースもこれまでにありました。やっとの思いで相談してきた女性に伝える言葉があります。

 

“相談してくれてありがとう”

 

未受診で妊娠している女性は胎児が順調に成長しているのか、現在の母体の状態など現在の状況を把握することが重要です。また、若年女性は出産に関する知識や母子手帳の交付など行政の制度を知らないことも時にはあります。その中でも「子どもを産みたい、育てたい」と懸命に毎日を生きています。

 

何よりも、お腹の中にいる赤ちゃんのいのちを守る行動に繋がります。週数が経ってからの相談でも女性たちに「なぜもっと早く相談出来なかったのか」と女性を責めるようなことは言いません。また、中絶を選択した場合にも自責に繋がる言葉掛けはしません。やっとの思いで相談してくれた気持ちをを需要し、気持ちの整理をしながら今後のことについて一緒に考えていきます。

 

病院の受診には必ずスタッフが同行しています。時には、受診した際に産むか産まないかの選択しなければならず、大きな決断になります。女性の希望を伺い、最善の方法を考えます。

 

厳しい家庭環境で育った女性や、虐待を受けて育った女性などが言葉にする出産に対する思いは胸に刺さるものがあります。妊婦検診に同行をすると日々大きくなっていくお腹と胎児の成長を一緒に感じています。また、実際に出産の報告を受け、新たな命の誕生と喜びを分かち合うことが出来る機会は何度訪れても嬉しい時間です。

 

私たちの支援は出産後も継続していきます。

皆さまからもご支援でかけがえのない命が守られています。

 

最後までご覧いただきありがとうございました。

引き続き活動継続へご寄付をどうぞよろしくお願いいたします。