高校時代に、ばかになることで得たもの

高校時代、周りの友人となじめなかった私が、ばかになって行ったことは、周りに合わせるということでした。驚いたことに、それまで、私は、あまり周りに合わせていなかったのです。当時のクラスでは、プロレスが流行っていました。まったくプロレスに興味がなかったのですが、共通の趣味があった方が、なじみやすいと考えて、毎週プロレスをTVで見ることにしました。そうすると見事にはまってしまって、学校には、友人たちと休み時間にプロレスごっこをするために行くという（？）状況でした。それまでは、夏目漱石や太宰治や志賀直哉が愛読書だったのですが、以降、私の愛読書は「週間プロレス」になりました。周りになじめない人へ私からのアドバイスは、とりあえず、野球やアイドルやゲームなど、周りで流行っていることを、なにか一つ押さえることがポイントです。自分から、合わせるために降りていくのです。なにか共通の話題があると、周りと溶け込む大きな武器になります。この当時プロレスに熱中したことは、その後の人生において大きな武器となりました（？）。これは余談ですが、当時、プロレスで活躍しておられた馳浩氏が現在、文部科学大臣にご就任されているというのは、おそらく、そのころの誰も想像できなかったことでしょう。人生って無限の可能性を秘めていると思います。

（第一回不登校親の会の写真です。現在親の会は休止中です）