さよならは突然に

昨日保護依頼を受け
お預かりをしました小さな命。

生ゴミと一緒に遺棄された小さな命
ミルクの飲みが悪く
朝イチで病院に連れて行く予定でした。

小刻みにミルクを含ませ
体温調節をしながら夜を過ごしていましたが
あっちの世界へ行き急ぎました。

お星様に乗って空を渡り
神さまと兄弟の待つお空へ帰って行きました。

ミルクをお腹いっぱい飲むことも出来ず。

私の推測ですが生後7〜10日

男の子。
皮肉にも亡くなる少し前に
涙と一緒に目が開きました。
その瞳には何もうつしてあげることが出来ませんでした。

昨日測定し体重は約201g
お母ちゃん猫がしっかりと育てていたと思われます。
しっかりとした身体はその証です。

心ない人間にゴミとして扱われ
遺棄されるという悲劇に遭いました。
もしもこのような災難にあわなければきっと兄弟と元気に生きていたはずです。

神さまどうか私の醜い心をお許しください。
私はこの乳飲み子にこんな仕打ちをした人を
どうしても許すことができません。
天罰が下れば良いとさえ思います。

ただ
眠るように苦しまずに
息を引き取ってくれたことが
たったひとつの私の救いです。

次に生まれて来る時は
私にすぐ分かるようにおいで。

待っているからね。

その時までしばらくのさよならです。

応援を頂きました皆さまには
深く感謝致します。

一般社団法人長崎さくらねこの会
代表理事　山野順子