真っ白ビビリの美犬エンジェルちゃん。

　アリスちゃんと同じ日に、愛護センターより引出してきた白い女の子。エンジェルちゃん。

　ビビリで、怖さを我慢出来なくなると噛みそうになってしまいます。　

　当施設に来た最初の頃、以前いた白いビビリの子を思いだし、ブランケットで包んで抱っこをしました。　すると、ものすごい形相で噛もうとしてきました。

　爪切を断念して、離すと大暴れ。　ハーネスも外れさわれなくなってしまいました。

　それから、毎日オヤツをあげたり少し触ったりしてましたが撫でさせてはもらえないまま一年が過ぎました。その間、ケージの戸を開けたままにして近くで寝たり、時にはケージに一緒に入ったりしていました。　

　ある日、新しい保護犬に私がオヤツをあげたり抱っこしたりしてるのを半日位近くで見ていたエンジェルちゃんがそーっと私に寄って来ました。そして私が伸ばした手に顔をすりすりしてきました。

　それから、こちらから近づいて撫でれるようになりました。

そこで、今度は口輪の練習をしました。　

　最初は針金ハンガーを丸くして顔周りにくっつけたりして顔に物が触れる練習をしました。それに慣れたので次は、ペットボトルで大きめの口輪風の物を作って口にあてる練習をして、徐々に口輪に変えて慣らしていきました。

　そして、ついに口輪を嫌がらずに付けれるようになり抱っこで病院に連れて行き、混合ワクチン、狂犬病ワクチン、爪切り、肛門腺絞り、ブラッシングをしてあげる事が出来ました。

　まだ、私から近づくと震えていますがご飯の時やトイレ掃除中には私の匂いを嗅いだり寄ってくるようになりました。

　みんなのオヤツタイムにも率先して寄ってきてオヤツをもらえるようにもなりました。

　次の目標は、リード慣れ。

　今、リードを付けた状態でお部屋でフリーにしていていますが、リードが張るとびっくりしてパニックになります。　

　これを、克服しないとお散歩デビューが出来ません。

　エンジェルちゃんもがんばっていますが、ずっとのお家が見つかるまでまだまだかかりそうです。　

　皆様、エンジェルちゃんの生活のご支援宜しくお願いいたします。　

　また進展があればご報告いたします。