アリスちゃん。

　昨年の2月に当施設に引取しましたアリスちゃん。推定７歳。

　愛護センターで初対面の時、手のニオイを嗅いでもらおうと近付いたら柵越しに唸られ噛まれそうになりました。

　怖くて、オヤツを柵越しに投げ入れましたがずっと唸られて吠えられました。　

　迎え入れると決めて、愛護センターに来ているので私の中では断ろうという選択肢は全くなく、とりあえず車に乗せてもらって施設に着けばなんとかなる！と思い愛護センターの方にクレートに入れていただいて当施設へ。車を走らせました。

　到着して車のクレートから降ろす前にアームカバーと皮の手袋をして、しっかり防御したのに当施設に到着したアリスちゃんは、全然違う子になってました。

唸る事もなくすんなりと降りて、おトイレを済ませて施設に入りました。

　手からのオヤツも静かにそっと取って食べてとてもいい子。

　おすわり、お手、おかわり、ちょうだいが出来ました。

愛護センターで過ごしている時、排尿時に痛がる様子が見られた為ストルバイト対策用のフードを最初は一日３回あげていました。

あばら骨が見える程痩せていたのでフードに手作りのお肉や野菜の煮込みもトッピングしていました。

　時々病院にて尿検査をしていますが、尿に問題なしなので今は普通のドッグフードや手作り食を食べています。　

　アリスちゃんが当施設に来てそろそろ一年になります。

　私が体の何処を触っても、爪切りやシャンプーをしてもとてもおとなしいです。寝る時は、枕元で寝たい本当は甘えん坊のアリスちゃん。

　しかし、お見合い希望の方には私が初対面でされたような威嚇をしてしまいます。

　唸るし噛みそうになるしではなかなか里親さんが決まりません。　

　一度心を許してしまえば、いたずらもせずに過ごせる聞き分けのいい子なんですが、なかなか良さが伝わりにくいです。

　今年で推定8歳になります。

　年齢を重ねるとまたまた里親希望の方が減ります。

　いつかアリスちゃんの良さが伝わり、家族に迎えたいと言ってくれる方が現れるまでしっかりと愛情をそそいでお世話をしていきたいと思います。　

　皆様、ご支援宜しくお願いします。