001ご挨拶

みやこ・こども食堂のページをご覧いただきありがとうございます。

当食堂を主宰する、「みやこ・介護俱楽部」の宮川です。

長文になりますが、少しだけ私のお話にお付き合いください。

私は両親の在宅介護を一人で８年間行ってまいりました。

母親は昨年の５月に亡くなり、今は父親と二人で暮らしております。

８年の介護は一口には言えない大変なものでした。

心が折れそうになったことも何度かありました。

しかしそんな私を支えてくれたのは病床の母親でした。

母の介護から私はみやこ・介護俱楽部のキャッチフレーズでもある

「介護とは親孝行である」ということを教わりました。

今となってはこの８年間は私にとって「辛い記憶」ではなく「楽しい思い出」となっています。

そんな経緯から同じ思いをしている介護家族の方々の負担軽減に少しでもならないかと思い「みやこ・介護俱楽部」を昨年の９月に立ち上げました。

そんな「みやこ・介護俱楽部」の活動をしているうちに家族の中に子供がいることに気が付きました。

家族が介護で疲弊する中、そのしわ寄せは確実に子供たちにも起きていました。

親御さんが介護と仕事を両立するために子供たちは、一人きりの食事・ファーストフードやジャンクフードが日常の食事となり心身ともに蝕まれていたのです。

「未来のある子供たちがこれではいけない」　私はそう思いました。

そんな中、ニュースでこども食堂の事を知ったのが今年の６月でした。

私は「これだ！」と思いすぐにこども食堂を立ち上げることを思い立ちました。

手探りの状態でしたが、多くの友人や既存こども食堂の運営者の皆さん。管轄の社会福祉協議会・京都府・京都市の担当者の皆さんの助言や協力で９月に開始する運びとなりました。　この場を借りて御礼申し上げます。

ただこの取り組みは始めることより、続けることにその困難さがあります。

一番大きな問題は資金です。

いくらきれいごとを言ってもお金がなければ何もできません。

そんな中、かねてより話題のクラウドファンディングを活用することにしました。

ほんの少しの善意でも日本中から集められれば多くの子供たちの未来を拓くことができるのではないか。。。

インターネットならそれを実現できるのではないか。。。

藁にもすがる思いです。

長くなりましたが私のこの取り組みに少しでも共感や同意を得られた方がおられましたら、ぜひともご支援を賜りたくお願いする次第です。

京都のはずれから始まるこの取り組み。皆様のご支援を礎に大きな流れにしていきたいと思っております。

どうぞよろしくお願い申し上げます。

最後までお読みいただきありがとうございました。

平成29年8月23日　宮川浩二