在宅でも充実した看護を！

▼自己紹介

私たちは埼玉県内で小さな訪問看護ステーションを運営しています。訪問看護とは、持病や介護が必要な方のご自宅等に伺い、看護を提供する医療の分野です。現在看護師６名で運営しており、皆医療のプロフェッショナルとして、日々ご利用者様と真剣に向き合っています。当ステーションの寄り添いの姿勢は、ご利用者様とそのご家族様にも大変ご好評いただいており、看護の根幹としてこれからも大切にしていきたいと思っております。

 

 

▼プロジェクトを立ち上げたきっかけ

当ステーションを立ち上げた管理者は、総合病院での勤務が長く、特に循環器疾患についての知識・経験を多く積んできました。その中で感じたことは、『心不全の患者様の短期間での再入院率の高さ』です。心不全とは、様々な要因によって心臓の働きが悪くなり、しっかり働かなくなった状態のことで、完治は難しく、呼吸困難やむくみなどの症状が出ないように内服や飲水制限、塩分制限などでコントロールしていく必要があり、在宅で管理することはとても大変なことです。これらを守っても、風邪などの感染症で容易に増悪することもあります。

私は入院が必ずしもいいことだとは思いません。その方の生活の質を落とすことになると思うからです。一度も入院しないように・・・というのは難しいかもしれませんが、訪問看護師としてできるだけ入院しないよう早期の段階で受診につなげていきたい、心疾患に強いステーションを立ち上げたい、と思いプロジェクトを立ち上げました。

 

 

▼プロジェクトの内容

不整脈等の観察に必要な小型心電計の購入

心機能を評価するために必要な小型エコーの購入

研修費

 

 

▼プロジェクトの展望・ビジョン

エコー、心電図の導入によって、心不全の原因となる不整脈の観察、心機能の評価を行い、

入院が必要となる前に、早期受診・早期治療に繋げます。