私がiQに求めどうやって何を開発したか③

世界のiQオーナーたちは何を思っているのか？

それを知るために、フェイスブックのiQオーナーズのグループ４つに所属してオーナーさん達と交流を行うようにしています。

 

 

オーナーさん達の言葉にしないけれど奥底にある思い。

可愛くて面白い車。けれど走りがもう少し刺激的だといいな・・・

 

私が世界のiQオーナーと情報交換をしていると,iQに対しての世界のアフターマーケットメーカーの開発が本気じゃないように感じました。

 

これは、iQが独自性の強い車で通常の車で得たノウハウを活かせないからではないかと思います。

 

速さだけを求めると、エンジンの潜在能力的に無理があるのがiQです。

ですから、パッケージとして方向性を描いて、トータルでコンセプトを作らなければ壁ばかりの車なんです。

 

私は、楽しいワクワクする乗り味を身近に、というのがコンセプト。

これは、走ることができて実測値を具現化できなければ、無理なことです。

私にしかできないところですね。

 

LSD無しという条件からスタートしたのですが、スポーツ走行時ではどうしても車体イン側の駆動輪がホイルスピンして駆動力が逃げてしまう状況が解消できない事がジムカーナ、サーキット、ヒルクライムレースでわかるようになりました。ジムカーナでは顕著でした。

※ホイルスピンが多くてターン後の車速が伸びません

 

※ジムカーナほど顕著ではありませんがコーナー立ち上がり時にホイルスピンして車速が伸びません。

 

ホイルスピンが発生せず、確実に路面を捉えています。また、きちんと加速体制がとれるので後輪にも荷重が乗り、グリップ力が増し限界が向上しています。旋回Gではレース車両（N規定）のランサーエボリューション9MRよりも上の数値をマークしています。

 

 

足回りでは限界ということもありLSDの開発に踏み切ったのです。

 

厳しい走行状況でテストして、普段用にフィードバックしてきたのが当社のやり方です。

 

LSDは問題なく機能し、普段乗り時にも楽しさを感じるハードさを得ることができました。

 

この楽しさを広めたい。そして、iQという車の潜在能力を発見して所有したり乗ったりする喜びを得てもらいたい。そんな思いで始めたLSD量産化プロジェクト。

 

明日の２３時締切です！

よろしくお願い致します。