クラウドファンディングをはじめるにあたり。

皆様

 

当法人としては7年ぶりのクラウドファンディングがはじまりました。

色んな思いが去来しています。

 

本音でいえば、クラウドファンディングはどうしても避けたかった。

とりわけ、コロナ禍を経たいま、公的助成の大幅な削減の嵐のもと、

アートの業界のなかで、クラウドファンディングが急激に増えている

からでもあります。

人々が寄付疲れしてしまうのではないか、と懸念してしまうのです。

 

逡巡を繰り返し、「これを限りにする」と心に期しながら、クラウド

ファンディングの準備を始め、その過程は、自分たちの活動の来し方を

改めて見つめ直すものともなりました。

そして、これからの未来を。

 

不採択という言葉が冷たく響きますが―過去4年間、関係者が誰一人

ホスピタルシアタープロジェクトにはやってきませんでした―私たちの

ような活動を、障がいのある子どもたちの鑑賞を全否定するものでは

ないと願いつつ、支援者とともに、未来を切り開くための道筋を

探っていきたいと願っています。

 

シアタープランニングネットワーク

中山夏織