佐藤晴彦先生遺著『近世漢語の新研究』の刊行
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寄付総額

2,610,000

目標金額 5,700,000円

寄付者
187人
募集終了日
2024年12月30日

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2024年11月17日 20:39

プロジェクト48日目

本日もご支援をありがとうございます。

『近世漢語の新研究』第一章「『三言』における馮夢龍の創作」第四節「『醒世恒言』編」の1.4.3「

『醒世恒言』と『石點頭』―Hanan氏説の検討」の冒頭部分は以下の通りです:

 

 はじめに

 『醒世恒言』は言うまでもなく、明・馮夢龍が編集した『三言』最後の作品であり、天啓七年(1672年)に出版されている。一方、『石點頭』は天然痴叟と名のる人の作品であり、馮夢龍が序文を書き、崇禎年間に出版されたものとされている。天然痴叟というのは、その馮の序に、
 浪仙氏撰小説十四種,以此名編。
とあるところから、「浪仙」という名であり、馮夢龍と親交があったらしいようだということはわかるのであるが、それ以外はあまりよくわからない(福満正博1986参照)。
 ところでこの両作品について、Hanan氏は実に興味ある説を出しておられる。それは、『醒世恒言』の中の、巻4、巻6 をはじめとする合計22巻は、編者馮夢龍とは関係なく、実は『石點頭』の作者浪仙の作である、というものである。この説に対し、筆者はかつて佐藤晴彦1990で、馮以外にもう一人他の人物が『醒世恒言』に深く関与したという考えは、言語の面から考えても非常に説得力があるとしたあと、
 「その人物が果たしてHanan氏が説く如く『石點頭』の作者と同一人物であるか否かに答える準備は、今のところ筆者にはない。今後の課題となる。」
と述べたことがある。

今後ともご支援をよろしくお願いします。

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