＊「おりづるの願い」制作秘話　＊

「おりづるの願い」の制作秘話です。

昨年、8月5日（土）の午後2時に、佐々木雅弘さん（禎子さんのお兄さん）と

広島駅の改札口で待ち合わせました。

雅弘さんはお昼の時間はアメリカからのお客様との昼食会。午後4時過ぎからはラジオにご出演。夜はトークイベントにご出演。とても多忙な中、昼食会とラジオまでの空いた2時間、私に会ってくださいました。

広島駅構内の喫茶店で、はじめまして。のごあいさつから。

息子の祐滋さんからは「宮本さんという人が行くから、会ってください。」とだけ、伝えられたそうです。

私が、どんな人で、どんな目的でお会いするのかもわからないのに、快く会ってくださる懐の広さと優しさに、感激しました。

禎子さんは、生前、とても想いやりがある少女でした。家族にも、友達にも。

被爆した背景には、それぞれの家族がありました。それぞれのドラマがあり、思いがあったと思います。

佐々木家の禎子さんのお話を語るときに、「想いやりの心」について、たくさんお話してください。と、雅弘さんから仰せつかりました。

雅弘さんの大きなくりくりとした目が、とても澄んでいて、印象的でした。

私に想いやりの心で接してくださった雅弘さんに、そして、あの素敵な時間をくださった祐滋さんに、心より、感謝しています。